今回はスタートアップ企業7社が登壇。
わずかな試料から多くの成分を分離・分析することが可能なナノテクノロジー技術や、
環境に優しいプリンテッドエレクトロニクス技術、属人的な知見や暗黙知も含めた引き継ぎを可能にするAIのサービス、
宇宙体験コンテンツの開発等、多様なテーマの新規事業・新ビジネスに関する発表が行われました。
登壇企業による8分間のプレゼンテーションの後、エンジェルアドバイザーからは
「ニーズのある技術だが、国内及び海外企業との連携はどう考えているのか」
「技術の優位性についてはどう考えているか」などの質問のほか、
「さまざまな取組をしているようだが、もっと事業を絞ってはどうか」
「京都のネットワークに参加して、コアなファンを獲得できるコンテンツとして育てていく方が、
事業化への近道ではないか」等の事業アドバイス、「当社の技術メンバーを紹介したい」
といった連携に向けたコメントもありました。
登壇発表後の情報交換会では、登壇企業と参加者の間で協業や事業戦略に関する意見交換が活発に行われ、
登壇企業からは「大手企業経営者と直に交流ができる機会はまずないので、非常に有益だった」
「京都府内のさまざまな方と一気に接点が持てた」「スタートアップ同士で繋がりができたのがよかった」
との感想もいただきました。
今後もスタートアップ企業の早期成長を実現できるよう、本会を継続してまいります。

| 開催日時 | 2026年7月16日(木) 15:00~18:00 |
|---|---|
| プログラム | 1.ピッチ、質疑応答(2時間) 株式会社amulapo 取締役COO 松広 航 様 2.情報交換会(1時間) |
| 会場 | リーガロイヤルホテル京都 |
| 主催 | 京都府、(公財)京都産業21 |
| 後援 | (一社)京都知恵産業創造の森 |
アクアス株式会社
代表取締役 浅岡 広彰
眠れる87%の自然を、AI創薬の「データ」へ。 創薬・ヘルスケア産業のボトルネックを破壊する次世代分離インフラ「AqasPrime」
自然界の未知なる分子を、人類の未来を救うデータへ。アクアスは、分離技術の限界を突破し、未開拓の宝をライブラリーマイクロプレート供給により、AI創薬の燃料へと変えていきます。世界が求める「データ供給インフラ」を提供いたします。
株式会社amulapo
取締役COO 松広 航
宇宙から創る2050年の未来 ~amulapoが目指す宇宙ビジネスと社会課題解決~
amulapoは「わくわくは宙にある。」を掲げ、科学技術の発信と社会実装を担う企業です。科学技術振興を目指し、楽しい未来体験を造成すべく、宇宙体験コンテンツの制作をはじめ多様な活動を行っています。
京都では「宇宙と文化の融合」をテーマに、京都の伝統文化・観光資源と最先端の宇宙・デジタル技術を掛け合わせた体験型コンテンツの創出を目指します。京料理・茶道・禅・映画など京都ならではの文化要素を取り入れた体験を開発し、観光・教育分野への展開を目指しています。
E-OPTO株式会社
代表取締役 榎波 康文
AIデータセンタ向け超低消費電力光変調器の事業化
生成AIの急速な普及により、データセンタの消費電力増大が世界的課題となっている。当社は独自の有機EO材料と高屈折率薄膜ガラス技術を融合した超広帯域光変調器を開発している。本技術は光通信の際の消費電力を大幅削減可能とし、AIデータセンタの通信消費電力を大幅に低減できる可能性を有する。次世代800G/1.6T光インターコネクト市場をターゲットに、米国市場展開を視野に事業化を進めている。
ACK Craft 株式会社
代表取締役 海野 弘成
AIの観察やヒアリングにより業務の知見を引き出し、後任者やAIが再現できる形にする「ツギキAI」
ベテランの退職や担当異動のたびに、その人だけが持つ業務の知見(判断基準・背景・過去の失敗)が失われ、後任者の立ち上がりが遅れます。ツギキAIは担当者の業務をAIが観察し対話で引き出し、後任者やAIが再現できるマニュアルへ変換します。
京都MPI株式会社
代表取締役 神谷 勇樹
物理モデル×AIで材料開発と量産化を加速するMI/PI統合プラットフォーム
京都MPIは、物理・化学モデルとAIを融合した独自のMI/PI統合プラットフォームを開発しています。少量のデータでも高精度な予測を可能にし、材料設計(MI)から量産プロセス最適化(PI)までを一つのワークフローで実現します。半導体バンドギャップ予測で世界最高精度、スチレン製造プロセスで世界初の最適化を達成。研究開発期間の長期化・高コスト・量産化(スケールアップ)の壁という素材産業の根本課題を解決し、京都大学・田辺克明教授の基盤技術を社会実装する京大発スタートアップです。
PEイノベーション株式会社
代表取締役社長 坂口 充弘
環境に優しいPerfectDry™印刷工法による回路・アンテナの量産技術
以前から化学薬品や大量の水を必要とし大がかりな基板製造設備を使用するエッチングや鍍金工法に代わる環境に優しい印刷工法による基板・アンテナの製造技術は存在し多くの企業が取り組んできたが未だに本格的な量産には至っていない。PEイノベーション株式会社では化学薬品、水や特殊なガスを一切使用しないナノCuインクによるPerfectDry™印刷工法による量産化技術を開発。
株式会社ラテラ
代表取締役社長 荒磯 慎也
無菌人工土壌が作る新しい園芸と栽培
鉱物顆粒に肥料成分を含侵し、通常土壌を上回る肥料保持・水分保持・肥料溶出機能を持つ人工土壌を開発した。本製品は虫・雑菌の繁殖が無く、汚れが無いことから、室内園芸向けに日本及び米国で販売している。土壌中の肥料密度を最適化し成長速度を上げることができ、また水が腐敗しないことから排水の必要が無く、節水栽培が可能であり、同時に環境負荷も低減できる。大都市や乾燥地域(中東など)、宇宙での利用を目指している。

