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開催報告
         

交流会(第8回)

     

2023年8月2日(水)、京都スタートアップ支援 エンジェルコミュニティ第8回交流会を、京都東急ホテルにて開催しました。

 

 

今回6つのスタートアップ企業に登壇いただき、クリエイター同士のプラットフォーム構築やAI、生物多様性等をテーマとした新規事業・新ビジネスに関する説明を行っていただきました。

会場は、エンジェルアドバイザーに加え、エンジェル投資家、過去登壇者、金融機関やVCなどスタートアップに関連するみなさま、計66名の方々にお集まりいただくと共に、オンラインでも配信しました。

 

登壇企業による8分間のプレゼンテーションの後の質疑応答では、

・マネタイズの方法をより詳しく聞かせて欲しい

・どの機能が一番ユーザーに刺さると考えているか教えて欲しい

・プライスポイントをもっと上げたビジネス展開を想定しても良いのではないか

・敢えて競合先を挙げるならどの企業か、また自社のポジショニングを教えて欲しい

・初期のユースケースはどのような場面を想定しているか

・発表された事業以外の用途にも本技術は利用可能性があると思うが、想定しているか

・本技術を利用すれば既存事業の高度化を図ることが出来るか

・社会的には有意義な事業だが、購入者側にインセンティブがないと事業化は難しいのでは

など活発な質疑応答が繰り広げられました。

 

登壇後に開催した情報交換会では、個別に設けた登壇企業ブースにて、製品、商品のデモや各社の事業内容などについて参加者による活発な交流がありました。

 

今後もスタートアップ企業の早期成長を実現できるよう、本会を進めてまいります。

 

       

開催日時

2023年8月2日(水) 15:00~18:00

プログラム

1.ピッチ、質疑応答(2時間)
石田プロダクツ合同会社 代表社員 石田 幸広
株式会社XNOVA CEO 八鳥 孝志
サンリット・シードリングス株式会社 代表取締役 石川 奏太
Takumi Vision株式会社 代表取締役 片桐 一樹
株式会社バイオーム 代表取締役 藤木 庄五郎
MatchHat 代表 梅若 ソラヤ
(全7社 五十音順)

2.情報交換会(1時間)

会場

京都 東急ホテル 雅舞の間

主催

京都府、(公財)京都産業21

後援

(一社)京都知恵産業創造の森

石田プロダクツ合同会社

石田プロダクツ合同会社

代表社員 石田 幸広

次世代糖尿病フットケアソリューション"Steplife"で糖尿病足切断を予防する

当社は、糖尿病による足切断を予防するためにソリューションを開発しています。糖尿病患者は、末梢神経障害や血行不良などの合併症により、足のトラブルが発生しやすくなり、これが悪化すると足切断を余儀なくされます。そして足切断はQOLを大きく低下させ、社会参加やウェルビーイングにも大きな影響を与えます。この課題を解決するためには、糖尿病患者が早期から正確な情報と適切なケアを受けることが重要です。具体的には、患者教育の充実、自己管理の向上、医療機関との連携強化などが求められます。これらを実現するために、当社ではVRによる患者教育やフットケア専用のアプリを開発しています。

株式会社XNOVA

株式会社XNOVA

CEO 八鳥 孝志

HarmonyAI - 人間関係の可視化と不正行為の予防

「HarmonyAI」は、私たちが開発した音声認識と感情分析技術を活用した新サービスです。

企業の人間関係調和と不正行為防止を目指すこのAIは、全ての会話を録音・解析し感情表現を推定、リアルタイムで人間関係を定量化します。
セクシャルハラスメントやパワーハラスメント、不正行為の予兆や発生を検出し報告、企業と社員を守ります。

サンリット・シードリングス株式会社

サンリット・シードリングス株式会社

代表取締役 石川 奏太

生物多様性科学で実現する持続可能な地球生態系

当社は、京大・東樹宏和准教授の研究成果をベースに設立された大学発ベンチャーであり、生態学・生物情報学・ゲノム科学など多様な専門分野を融合し、様々な環境に息づく生態系・生物多様性の構造や機能を分析、可視化するコア技術を有します。農林水産業・環境インフラ・エネルギーなど、様々な産業領域にて、生態系や生物多様性が我々の生活や産業にもたらす価値を最大化・最適化する当社事業をご紹介します。

Takumi Vision株式会社

Takumi Vision株式会社

代表取締役 片桐 一樹

Takumi Vision株式会社

Takumi Vision株式会社

開発部 部長 片上 毅

育てるAIプラットフォーム

当社は画像解析AI開発を主として事業を進めています。AIが徐々に社会に浸透している状況ですが、まだまだ画像解析AIが活躍できる場が多いにも関わらず、導入スピードが遅いのが現状です。その理由は、導入後のランニングコスト(AIライブラリのメンテナンスコスト)が高いことです。そこで当社は、AIライブラリのメンテナンスをユーザー自身で行えるプラットフォームを開発し、画像解析AIの導入ハードルを下げ、社会への浸透を目指します。

株式会社バイオーム

株式会社バイオーム

代表取締役 藤木 庄五郎

生物多様性の保全をビジネスに

現在、地球の生物多様性の損失を食い止めるため、企業による自然環境保全の取り組みやデータの開示が重要な課題となってきています。バイオームは、生物多様性ビッグデータの作成・活用を進めることで、環境保全と経済活動が両立した社会の実現を目指し事業を展開してきました。この発表ではデータ収集の方法論や保全の取り組みなどを具体的にご紹介し、ビジネスと自然環境保全の両立の先進事例を知っていただければと思います。

MatchHat

MatchHat

代表 梅若 ソラヤ

クリエイター主導のプロジェクトを実現するコミュニティプラットフォーム「MatchHat」

MatchHatはクリエイター主導のクリエイティブなプロジェクト実現をサポートするグローバルなウェブプラットフォームです。コラボレーション相手を探したり、プロジェクト毎にフォロワーを構築したり、AIコラボレーションツールを活用してブレストできます。多種多様なプロジェクトがMatchHat上に投稿されていますが、3分以内の短編動画が一番人気のジャンルで、例えば映像作家だと、ミュージシャン、俳優、編集者とのコラボレーションを希望するケースが多く、そのプロセスを円滑化するプラットフォームです。

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