売上の予測方法は、業種によって異なります。
次に紹介する方法の中から、あなたの業種の特徴に合ったものを選んで、検討してみましょう。

コンビニエンスストアや物販店に適した計算方法です。

＜算式＞ 　　1�u（または1坪）当りの売上高　×　売り場面積

算出例：売り場面積100�uのコンビニエンスストアの場合。
　　　　　　1�u当りの売上高（月額）15万円。（統計資料より算出した業界平均。）
　　　　　　１ヶ月の売上予測＝15万円×100�u＝1,500万円

　客単価から計算する方法

飲食店や理美容業などのサービス業に適した計算方法です。

＜算式＞ 　客単価　×　設備数（席数）　×　回転数　×　営業日

　算出例：席数30席のラーメン屋の場合。
　　　　　　客単価を800円・月の営業日数を29日と設定した場合。
　　　　　　１ヶ月の売上予測＝800円×30×4.5回×29日＝313万円

　1人当たりの売上高から計算する方法

自動車販売・化粧品販売など労働集約的な業種に適した計算方法です。

＜算式＞ 　従業員１人当りの売上高　×　従業員数

算出例：従業員２人の自動車販売業の場合。
　　　　　　１人当りの売上高（月額）338万円。（統計資料より算出した業界平均。）
　　　　　　１ヶ月の売上予測＝338万円×2人＝676万円

　設備の生産能力から計算する方法

部品加工業・印刷業・運送業など設備当りの生産能力を把握しやすい業種に適しています。

＜算式＞ 　設備の生産能力　×　設備数

　算出例：加工機械３台を所有する部品加工業。
　　　　　機械1台当りの生産能力500個（１日8時間稼動）。
　　　　　加工賃１個当たり75円。月間稼動日：25日。
　　　　　１ヶ月の売上予測＝75円×500個×３台×25日＝281万円



※1�u（1坪）当りの売上高や従業員１人当りの売上高等は、統計資料「小企業の経営指標」（国民生活金融公庫）で業界平均を調べることができます。

Copyright(c)財団法人京都産業21　無断複写・転載を禁じます。