2023年度第4四半期 京都ものづくり中小企業景況調査結果の概要

この度、2024年3月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート形式で実施した動向調査の概要を紹介します。
(回答企業246社、回収率82.0%)

 

■回答企業の概要(業種別)

 

 

(1)鉄鋼・非鉄関係 14社(5.7%)
(2)金属製品関係  61社(24.8%)
(3)一般機器関係  73社(29.7%)
(4)電気機器関係  40社(16.3%)
(5)輸送用機器関係 13社(5.3%)
(6)精密機器関係  16社(6.5%)
(7)樹脂製品関係  29社(11.8%)

 

 

 

1.調査結果の概要
・全体として今期の実績は悪化の傾向。ただし、先行きを示す「受注見通し」のDI値は若干改善傾向となった。半導体市場を中心に、依然として市況は奮わないものの先行きに好転の期待を持つ企業が多い。

 

2.受注量について(%)

 

 

 

 

1月~3月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲32.6となり、前期(10月~12月期)のDⅠ値▲20.8と比べ11.8ポイント減少と、前回調査時から大きく減少した。

 

 

3.今後(3か月先)の受注見通しについて

 

 

 

 

次期(4月~6月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」  と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲14.3となり、前期(1月~3月期)調査時のDI値▲16.1と比べ1.8ポイント上昇し、前回と比較し若干の改善が見られた。

 

 

4.受注単価について

 

 

 

 

1月~3月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は5.7となり、前期(10月~12月期)のDI値4.7と比べて1.0ポイント増加と、前回調査時から「上昇」と回答した企業の割合が若干増加した。

 

 

5.資金繰りについて

 

 

 

 

1月~3月期の資金繰りの業況判断DⅠ(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲12.2となり、前期(10月~12月期)のDⅠ値▲16.5と比べて4.3ポイント増加と、前回調査時から「好転」と回答した企業の割合が若干増加した。

 

 

6.採算状況について

 

 

 

 

1月~3月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲8.5となり、前期(10月~12月期)のDI値▲0.4と比べ8.1ポイント減少、前回調査時から悪化傾向が見られた。

 

 

7.受注余力について

 

 

 

 

・1月~3月期の受注余力の業況判断DI(「受注余力あり」と回答した企業の割合から「受注余力なし」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は44.8となり、前期(10月~12月期)のDI値42.4から2.4ポイント増加となった。

・1月~3月期は「受注余力あり」とする企業が72.4%と、前期より1.2ポイント増加となった。(受注余力あり」の割合が増加した=マイナス傾向)

 

 

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