◇◆◇おすすめ京都産品「京こま雀休」◇◆◇

「京こま」とは、木綿糸を合わせた平紐を竹などの細い軸に巻いて作られる工芸品で、その歴史は古く、安土桃山時代の上流階級の女性の室内遊びが始まりです。江戸時代ではお手玉と並んだお座敷遊びでした。軸となる棒に、着物の端切れを巻いて作られたのが始まりです。西陣織の着物の生地を巻いて作られた京こまは美しく、発想の豊かさには驚かされます。

大正時代より木綿を材料として作られるようになり、昭和初期まで「京の伝統工芸品」として広く展開されていましたが、時代の変化とともに遊びのデジタル化が進み、数十件あった工房は次々と閉鎖し1980年代に京こまは一旦途絶えてしまいました。
中村佳之さんの祖母とお父さんの工房も閉鎖してしまいしたが、幼いころに慣れ親しんだ「京こま」作りへの思いがつのり、2002年に工房再開を決意。「京こま」の復活に取り組まれ、京都で唯一の工房「京こま雀休」を営まれています。

伝統的な京こまの作成とともに、野菜や果物、干支、日本の季節や祭りごとなど、様々なものをこまで表現し「京こま」の新たな展開に挑戦され、小学校での京こま教室、各地でのワークショップ、海外への紹介など京こまの魅力を広く紹介し、伝統工芸の継承にも力を入れておられます。

「京こま」の作り方は、木綿糸を平たく加工した色とりどり平紐を細い竹の軸に巻いて作ります。

作業はとても簡単で、お子さまでも楽しく挑戦できます。完成した京こまは、色鮮やかで愛らしく、その美しさから若い世代にも人気です。誰でも楽しめる「京こま」づくり。仕上がりの美しさに、きっと心がときめきます!一度体験してみてください。

【京こま雀休】 〒604-8371 京都市中京区神泉苑町1

TEL:o75-811-2281

 

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