開催報告
累計約5,800名ご来場!活気に溢れた2日間
2025(令和7)年2月13日(木)・14日(金)の2日間、京都パルスプラザにおいて、京都府と京都産業21が主催する「京都ビジネス交流フェア2025」が開催されました。本フェアは、B to Bに特化した京都最大級の展示商談会として、26回目を数えます。今年は過去最多規模の193社20団体が出展する中、昨年を上回る累計約5,800名の方々にご来場いただき、活気に溢れた2日間となりました。
開会にあたり、西脇 隆俊京都府知事があいさつし、「京都府では、金融機関・経営団体と一体となった支援や、設備導入や人材確保に対する支援など、中小企業の方々への伴走支援を強化し、『温かい京都』を実感していただけるような政策を充実させていきます。大阪・関西万博では、関西パビリオン内に出展する京都ブースをゲートウェイとして、多くの方の京都への誘致にも尽力するなど、さまざまな取り組みを通じて京都の魅力を発信し、経済の活性化と地域振興につなげていきたいと考えています。このフェアが、参加企業の皆様にとって、より良いビジネスパートナーを見つけ、新商品開発や販路開拓、新たな事業展開など社業の発展につながる機会になることを願っています」と述べました。
次いで京都産業21の上田 輝久理事長は、「今回のフェアでは、京都のものづくり企業の高度な加工技術力や製品開発力の紹介だけでなく、計測センサー、ヘルスケア、DX、新素材をテーマにした特別展示、アート&テクノロジーやフードテックをテーマにした産業創造リーディングゾーン展も実施します。本展示会に留まらず、今後も京都の中小企業の皆様の経営課題の解決や新たなチャレンジへの支援に努め、京都企業の飛躍を後押ししていきたいと考えています」と述べました。
展示会場では、多くの企業・団体・大学が出展するほか、「マッチングステーション」や「関西・四国合同広域商談会」を開催。多様な方々に京都のものづくりの魅力・強みを知っていただきました。
出展者の声
幅広い業界との”交流の場”として利用する声多数 『新規開拓に繋がった』という声も
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M社(板金)
新製品のお披露目に加えて、まだ知られていない注力事業を広くアピールするべく、出展しました。来場者にも製造業に関わりの深い方が多いことがこの展示会の魅力の一つです。多くの方が足を止めて熱心に話を聞いてくださり、用意した名刺が1日でなくなるほど。新規顧客開拓につながる手ごたえを掴むことができました。
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T社(電気・電子部品)
当社の事業を広く知っていただくとともに、新規取引先を開拓したいと思い、初出展しました。良かったのは、非常に多くの方に見ていただけたことに加えて、他の出展企業の方々と交流できたことです。これほど多くのものづくり企業と出会える機会は、他にありません。今後協力・連携していける横のつながりを作れたことも大きな収穫でした。
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S社(フードテック)
食品や飲食業界はもちろん、幅広い業界の方々に当社を認知していただきたいと思い、出展しました。製品のデモンストレーションを行い、製品の特長や他にはない強みを実際に見ていただくことで、多くの方に関心を持っていただけました。今後、これまで課題だった京都の企業の方々に販路を広げていけるのではないかと、期待が膨らみました。
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M社(生産設備)
新規顧客を開拓するために毎年出展しています。多様な業種の方々に当社を知っていただき、受注窓口を拡大する絶好の機会となっています。また普段はなかなか接することのない他の出展企業と交流できることも、出展するメリットの一つです。業種を超えて、ビジネスの場では難しい忌憚のない情報を交換することができました。
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D社(アート&テクノロジー)
木材の加工とアートを融合させた新しいビジネスを立ち上げるにあたり、市場の反応を知りたくて、初出展しました。京都で屈指の大規模な展示会にブースを構え、たくさんの人に見ていただける得難い機会となりました。さまざまな業種の方に関心を持っていただき、思いもよらないニーズを発見するなど、貴重な反響を得ることができました。
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H社(フードテック)
販路拡大のチャンスになればと思い、出展しました。京都には、食に関わる企業も数多くあるので、たくさんの出会いがあると期待しています。食や食品関連の展示会は少なくありませんが、BtoBの製造業・加工業の企業と一緒に出展するのは初めてです。出展企業と交流し、協力企業の人脈を広げられたことも得難い成果でした。
来場者の声
取引先の開拓として、最新技術の情報入手として 様々な理由で来場されています
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製造業(神奈川県)
新しいサプライヤーを見つけたいと思い、初めて来場しました。思っていた以上に興味深い企業がたくさんあり、期待が膨らみました。会場の3分の1を見るのに2時間以上かかるほど、各ブースで内容の濃い話をすることができ、大満足です。今後につなげたいと思える出会いもあり、遠路京都に来た甲斐がありました。
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金属加工業(大阪府)
新しい顧客や取引先になり得る企業との出会いを期待して、毎年来場しています。今年も最新の技術や見たことのない製品が数多く出展されていて、見ごたえがありました。異なる業界や業種を見られるのも、展示会の醍醐味です。AI関係やフードテックなど、知らなかった業種の面白い展示を見て、自社に生かせるヒントを掴むことができました。
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製造業(奈良県)
長くおつきあいできる企業を京都で見つけられたらと思い、足を運びました。会場を回って実際に各展示を見て、同じ製造業でも、京都ならではの強みを持った企業がたくさんあることに驚きました。一見自社に関係がないと思う企業でも、お話を聞くと、意外な関わりが見えてきて、取引先開拓の視野が広がりました。
【同日開催】関西・四国合同広域商談会2025 開催報告
当日、京都ビジネス交流フェアと同会場2Fにてマッチングイベント『関西・四国合同広域商談会』を開催。
第15回目の開催となる本商談会は国内最大級規模であり、全国の発注企業と関西圏を中心とした受注企業11府県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、鳥取県)が合同となり開催しました。
2日間の総商談件数は、昨年度を上回る1291件、発注参加社数は154社、参加受注企業は428社と、大盛況となりました。
参加企業の声
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建設業(兵庫県)
自社ではなかなか見つけられない異業種の企業との出会いを求めて「関西・四国合同広域商談会」に参加しました。2日間で10社近い企業と商談できる機会は他にありません。事前に当社の事業や製品を理解していただいた上で商談に臨むので、非常にスムーズに有意義な話ができました。初参加でしたが、来年以降もぜひ来場したいと思いました。
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製造業(山口県)
京都には高度な加工技術を持った企業が数多くあると知って、「関西・四国合同広域商談会」に参加しました。個別ブースでじっくり話し合えるのが、商談会の良いところです。また展示会場にも興味深い企業が数多く出展されていて、目を見張りました。製品を見ながら社員の方から聞き、またお会いしたい企業がいくつも見つかりました。
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製造業(愛知県)
金属加工を請け負ってもらえる協力企業を探して「関西・四国広域商談会」に参加しました。さまざまな技術を持った企業18社とお会いし、次につながる実りのある話ができました。展示会場にも、これほど多くのものづくり企業が出展していることに驚きました。愛知県から京都までは近いので、長くおつきあいできる企業を見つけたいと思っています。