マッチング~展示会出展で新規販路開拓をコーディネート
支援企業名株式会社中川パッケージ
相談のきっかけ発注案件を契機とした支援開始
強化段ボール・スキッドに関する案件について、発注企業から相談を受けたことを契機に支援を開始しました。検討にあたり、梱包分野に専門的な知見とネットワークを有する関係機関を通じて情報収集を行い、対応可能性のある企業との接点を検討しました。その過程で当該案件に関心を示した株式会社中川パッケージと出会い、具体的なマッチング支援へと発展しました。
課題と支援内容販路固定化への対応と多面的支援
株式会社中川パッケージは、明治37年創業の梱包材を取り扱う企業であり、長年にわたり培ってきた梱包技術を強みとしており、近年では確かな技術力とユニークなアイデア力を融合させた多様な製品開発にも意欲的に取り組んでいます。一方で、顧客の獲得においては既存取引先中心の営業スタイルであり、新規開拓の機会があまりなく、販路の固定化が課題となっていました。また、新分野進出への意欲はあるものの、自社単独での展開には限界がありました。マッチング支援においては、価格・仕様・納期などの条件整理と双方の調整を丁寧に行い、約10か月にわたり継続的に橋渡しを行いました。加えて、新分野進出を後押しするため、低コストで参加可能な異業種展示会への出展を提案しました。当該案件以外の商談機会創出も図るなど、継続的な販路形成を見据えた支援を行いました。
支援の効果受注実現と新たな販路開拓への展開
制約の多い発注案件でしたが、価格・仕様・納期に関する継続的な調整を重ねた結果、約10万円規模の受注に至り、これまで取引のなかった分野での実績獲得につながりました。また、本件を通じて、新たな製品領域への対応力に自信を持ち、今後の販路開拓における具体的な提案事例として活用できる成果となりました。
また、異業種展示会への出展では、31社と名刺交換、現時点で取引開始には至っていないものの今後の取引につながる可能性のある企業が18社程度見込まれるなど、従来接点のなかった業種とネットワークを構築しました。また、自社技術に対する市場からの反応や異業種ニーズを把握することができ、営業戦略の見直しや提案内容の具体化に資する有益な情報を得る機会となりました。さらに、同出展を通じて、営業スタイルも既存取引先中心から、新規販路開拓へと意識・行動の変化が見られるようになりました。別案件の商談も進行しており、継続的な取引創出に向けた動きが具体化していることから、今回の支援は、単発の受注にとどまらず、中長期的な販路拡大に向けた基盤形成につながったと考えています。
担当者からのコメント
発注案件のマッチングに加え、展示会出展の提案など多方面で新規分野への販路開拓をコーディネートできた点はとても有意義でした。企業が抱える課題に対し、企業の意識変化と行動につなげることができたと考えています。今後も目的に応じた提案型支援を行っていきます。
