伴走支援成果事例紹介
2025.11.19 更新
マッチング(販路開拓・連携)事業拡大

低コストで設置できる中・小規模工場向けの省エネシステムの開発

支援時の部署名:イノベーション推進室
関連する事業等:IoT・AIビジネス相談窓口

支援企業名東邦電気産業株式会社

【東邦電気産業株式会社】

相談のきっかけ中小企業の省エネルギー対策に寄与したい!

多岐にわたる工場インフラの工事実績を持つ東邦電気産業(株)が京都橘大学との連携により、中・小規模の事務所、工場におけるスマートファクトリー化への第一歩となる省エネシステムを開発するにあたり、補助金の活用、および電力データ通信機器の量産検討についてご相談をいただきました。

【電力・作業・移動・機器を最適化する 簡易設置型スマート工場の研究】

課題と支援内容財団内外の連携で実証実験と商品化検討を支援

工場における電力、環境、人流のデータ収集システムの実証と、収集データを基にした省エネ効果の提案を目的として、補助金(「産学公の森(Ⅰアーリーステージ)」テーマ名:「中小企業向けスマートファクトリー実証実験」)の申請支援を行い採択され、実証実験が行われました。
上記の実証実験で使用される配電盤から電力データを計測しBluetoothを使って送信するための機器については、おつなぎした(一社)京都試作ネットに、商品化を見据えての仕様検討、開発費及び機器単価の算定にご協力をいただきました。

【電力データ送信機器 試作品】

支援の効果事業化に向けての実証実験に成功!

実証実験により、計測機器、人物検出用カメラと通信システムを用いて、高効率化・省エネ診断をするための、照明/空調/生産設備の消費電力、温湿度および作業者の検出/動線といった各種データを、6か月間連続で取得できました。 引き続きデータ取得を継続し、通年での負荷の変動状況を把握するとともに分析手法の研究を進める予定です。
今回の実証実験と計測機器の検討により、事業化に向けての課題を明確にすることが出来、この結果を踏まえたうえで具体的なビジネスモデルの検討へと進めていきます。

担当者からのコメント

今回の取組みを通じて、新しい省エネシステムへの端緒を得ることが出来たものと思います。 事業化に向けて、引き続き支援をしていきたいと思っています。 また、本事例以外の相談もお受けしており、少しでも貢献できるようにタイムリーな情報提供に努めたいと思います。

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