伴走支援成果事例紹介
2026.05.20 更新
マッチング(販路開拓・連携)経営改善・継続

環境測定表示装置の故障修理 ~古すぎて製造元でも手に負えない装置の修理に応じられる企業とのマッチング~

支援時の部署名:市場開拓支援部
関連する事業等:マッチング(販路開拓・連携)

支援企業名日本板硝子株式会社

相談のきっかけ工場の外に設置した環境対応のための測定装置が表示不能に

自動車用ガラス製造を行っている日本板硝子(株) 舞鶴事業所の工場管理室から、「工場外に設置している“SO2(二酸化硫黄)測定表示装置”が表示不能の状態で修理に窮しており、修理対応について相談したい」との依頼を受けたことがきっかけでした。

課題と支援内容製造元でも修理できない古い装置をどうやって復旧する?

当該装置は、約45年前に製造と古く、測定数値を電光掲示板で表示する方式でした。頼みの綱の製造元企業へは修理を依頼されたのですが、「古すぎて、もう修理対応は不可」との回答で復旧がままならず、測定結果の表示による地域への環境対応が滞っていました。
以下が状況を整理した内容です。

・当該装置の設置当時の図面・回路図・仕様書等はあり。
・製造元企業へは約10年前に一度修理依頼した実績あり。ただし、次回は対応が難しいとの通達を受けていた。
・測定センサーからの信号は出ている様子で、その先から表示部分までの間で故障していると思われる。
・故障部分の部品が廃盤で、代替品が無い点も問題。
・舞鶴市と地域住民との3者間で協定があり、表示装置の復旧を早期に実現したい意向。
・装置を新規の設計製作で更新するのではなく、現装置の修復で急ぎ対応したい。

これらを鑑み、本装置の修理対応が可能な企業を調査選定のうえで、斡旋紹介にて対応する方向で支援を進めました。

支援の効果一品一様のものづくり企業が救い手となる

斡旋紹介する企業については、一品物の電気設備の開発・製造を長年手掛け、高い技術力を有する共進電機(株)を調査選定し、顧客要望を伝えて斡旋マッチングを実施しました。さらに打ち合わせの場への同席と、故障個所の特定、原因調査対応など双方への調整を幅広く伴走支援を続けました。
結果として、困難な修理を短期間で終えることができ、依頼企業の意向に沿った形で掲示板表示の復旧に漕ぎつけました。
ただ、将来的には新規品に更新するのが妥当と判断されるため、依頼企業では次年度の予算計画の際に、SO2測定表示装置の新規製造・導入のための予算を計上される予定です。

担当者からのコメント

本件は、未訪問だった日本板硝子(株) 舞鶴事業所への訪問から始まっており、財団の取組内容を説明案内した後、「設備備品などでの何か困り事は無いですか?」との投げ掛けにご返答いただいたことがきっかけで着手しました。老朽化設備の修理復旧という難度の高い案件でしたが、高い技術を保持されている共進電機(株)を斡旋し、伴走支援を経て無事に修理復旧が叶った事例であり、双方から御礼と感謝の言葉を頂き、担当として感慨深い支援となりました。

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