絵画教室が地道なInstagramの改善で売上150%アップ
支援企業名アトリエセン
教室外観。看板もリニューアル。
相談のきっかけ絵画教室事業の安定に向けて集客力を上げたい
2024年4月より京都市中京区で絵画教室を開講していましたが、新規受講生獲得に苦戦しており、自身の絵画の販売をしたいと思いながらも、なかなか実現ができていない状態にありました。どうしたら教室事業で安定した収益を得ることができるのかという悩みを知人に相談したところ、京都府よろず支援拠点を紹介され、相談に至りました。
絵画教室での指導の様子
課題と支援内容フォロワー数を生かす!教室案内と顧客の声を活用した集客戦略
まず相談者の事業内容ごとにコミュニケーションチャネルの整理を行いました。自身の絵画が中心に投稿される相談者のInstagramアカウントは、フォロワーは多いものの、絵画教室の案内がほとんど投稿されていない状況にあり、問い合わせ先がわかりづらいものとなっていました。絵画教室の広報活動として行っていたことは、協力店にチラシを置く程度にとどまっており、新規受講生の認知経路も協力店の紹介が主となっていました。さらに相談者は財務管理に苦手意識があり、月次帳簿の作成や年間の売上推移の把握もできていない状況にありました。
教室事業の安定収益化を目標に定め、絵画教室の積極的な広報戦略と財務管理を課題に設定。Instagramの投稿の見直しやクラウド型会計ソフトの導入を支援し、経営状況の把握を自身がタイムリーに行えるように支援していきました。
まずは、フォロワー数が多く潜在顧客の存在が期待されたInstagramからの新規受講生獲得を目指し、プロフィール文章や投稿内容の修正を助言しました。また、さらなる売上拡大のために、比較的高単価となる水彩画教室への誘導を目的とした投稿を作成できるように支援を行いました。その他、周辺地域からの集客を目指して、グーグルビジネスプロフィールの修正も段階的に実施していきました。
絵画教室の受講生の様子
支援の効果Instagram改善で売上150%増、体験レッスンも好調
Instagramの毎回の投稿に絵画教室の概要と体験レッスンの案内を含めるように改善したり、受講生の声を画像にまとめて定期的に投稿したりすることで、体験レッスンへの申し込みは徐々に増加していきました。Instagramの投稿改善やグーグルビジネスプロフィールの修正などが功を成し、新規受講生が増加、売上は前年比150%増を達成することができました。また、会計ソフトの導入により月次会計の把握が可能となったため、新規受講生の動きを予測しながら、季節に応じたプロモーションを展開することができるようになっています。
今後は、自身の絵画販売を強化すべく、個展の開催や受注制作サービスの広報強化に向けて準備しています。
担当者からのコメント
今回の事例では、相談者の強みであったInstagramフォロワー数を活かすことで、教室事業の売上拡大を達成することができました。不足していた経営知識を強化することで、すでにあった強みを発揮して事業を行うことができるようになったと考えております。