平成22年度第1回受注登録企業動向調査結果の概要
この度、平成22年6月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケ ート
方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業182社、回収率60.7%)
■回答企業の概要(業種別)
(1)鉄鋼・非鉄関係11.0%(20社)
(2)金属製品関係17.6%(32社)
(3)一般機械関係15.4%(28社)
(4)電気機器関係14.3% (26社)
(5)輸送用機器関係11.0% (20社)
(6)精密機器関係9.3%(17社)
(7)縫製関係12.1%(22社)
(8)樹脂製品関係9.3%(17社)
1.調査結果概要
4月〜6月における府内中小製造業の受注量DIは、21年1月〜3月期以降5期連続で改善し、
前期(1月〜3月)に比べ2.5ポイント上昇したものの、大半の業種で受注単価が「不変」「低
下」という状況が引き続き見られ、景況は低調な推移にあり、依然として厳しい状況が続いてい
る。
2.受注量
〔図1 受注量について【全体】〕
(%)
4月〜6月期の全体の業況判断DIは、9.3となり、前期(1月〜3月)に比べ、2.5ポイント上昇した。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕 (%)
4月〜6月期の全体の業況判断DIは、▲2.2となり、前期(1月〜3月)に比し、10.3ポイント上昇し、
20年10月〜12月以降6期連続で改善した。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕
(%)
4月〜6月期の全体の業況判断DIは、▲36.3となり、前期(1月〜3月)に比し、5.9ポイント上げ、
「不変」と答えた企業が6.9ポイント増え、「低下」したとする企業が6.4ポイント減った。
5.資金繰り
〔図4 資金繰りについて【全体】〕 (%)
4月〜6月期の全体の業況判断DIは▲27.5で、前期(1月〜3月)に比し、5.3ポイント上昇し、21
年1月〜3月期以降5期連続で改善し、「好転」「不変」と答えた企業が微増し、「悪化」とする企業の
割合が3.4ポイント減った。
6.採算状況
〔図5 採算状況について【全体】〕 (%)
4〜6月期の全体の業況判断DIは、▲28.0で、前期(1〜3月)に比し、11.1ポイント上昇し、21
年4月〜6月以降4期連続で改善し、「赤字」とする企業が4.5ポイント減少した。
7.受注余力
〔図6 受注余力について【全体】〕 (%)
受注量の動きに伴い、「受注余力なし」とする企業が6.7ポイント増えた。