平成16年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成16年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業218社、回収率72.7%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係11.0%(24社)
(2)金属製品関係16.5%(36社)
(3)一般機械関係17.9%(39社)
(4)電気機器関係15.1%(33社)
(5)輸送用機器関係9.6%(21社)
(6)精密機器関係9.6%(21社)
(7)縫製関係11.9%(26社)
(8)樹脂製品関係8.3%(18社)
1.調査結果概要
 平成16年7月〜9月における府内受注登録企業の景況は、受注量、受注見通しについては弱めの傾向、資金繰りについては、横バイ傾向。採算状況については改善傾向が顕著に見られる。
2.受注量
〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)            
・全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が34.4%で前回調査と比べて6.6ポイント減少し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は22.9%で、2.6ポイント減少している。前回調査と比べて、「増加」とする企業、「減少」とする企業共に減っており、受注量は弱めの動きを示している。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   
・全体では、「増加」とする企業が17.9%で前回調査と比べて7.1ポイント減り、「減少」とする企業は25.7%で0.7ポイント増え、受注量の見通しについては今年に入り、やや弱含みの傾向が見られる。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   
・全体では、「上昇」とする企業が4.1%、「低下」とする企業が17.0%で、前回調査と比べると「上昇」は半減し、「低下」も減少している。「上昇」にブレーキがかかっているものの、「低下」も減少している。
5.資金繰り
〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  
・全体では、「好転」とする企業が12.4%、「悪化」とする企業は15.1%で「悪化」が「好転」を上回っている。前回調査と比べると「好転」が微減しており、「悪化」も同様であるものの、ほぼ横バイ傾向で、大きな変化は見られない。ただし、1年前の調査と比較すると「好転」 とした企業は3倍を超え、「悪化」とした企業は減少しており、この1年間で改善している状況がうかがえる。
6.採算状況
〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  
・全体では、「黒字」とする企業が31.2%で前回調査と比べて4.8ポイント増加している。また「赤字」とする企業は20.6%で、前回調査に引き続き「黒字」が「赤字」を上回っている。「黒字」とする企業は4期連続して増加し、改善傾向が顕著に見られる。
7.受注余力
〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  
・全体では、余力「あり」とする企業が70.6%と、前回調査と比べて0.3ポイント微増しており、依然として十分に受注余力がある。
 

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