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2020年度 第3四半期 |
京都ものづくり中小企業景況調査結果の概要 |
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この度、2020年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業254社、回収率84.7%) |
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■回答企業の概要(業種別) |
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(1)鉄鋼・非鉄関係 15社(5.9%)
(2)金属製品関係 60社(24.4%)
(3)一般機器関係 71社(28.0%)
(4)電気機器関係 44社(17.3%)
(5)輸送用機器関係 16社(6.3%)
(6)精密機器関係 17社(6.7%)
(7)樹脂製品関係 29社(11.5%)
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1.調査結果の概要 |
受注量については、全ての業種で持ち直しの動きが見られた。今後の見通しについても、受注量の調査同様、
全体的に持ち直しの動きが見られる。
受注単価については、大きな変化は見られず、資金繰りについては、「悪化」と回答した企業の割合が減少
した。
ただし、採算状況については、多くの業種で「赤字」企業の割合は減少したものの、約4割が「赤字」と回答
し、依然として厳しい状況が続いている。
また、受注余力についても、若干の改善は見られるものの、前回調査同様8割以上の企業が「受注余力あり」と回答した。
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(DI : 増加、好転と回答した企業の割合から減少、悪化と回答した企業の割合を差し引いた数値) |
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2.受注量について |
〔図1 受注量〕 (%) |
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10月〜12月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲6.2となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲56.8と比べ50.6ポイント上昇し、全ての業種で持ち直しの動きが見られる。
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3.今後(3か月先)の受注見通しについて |
〔図2 受注量の見通し〕 (%) |
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次期(1月〜3月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲13.1となり、前期(7月〜9月期)調査時のDI値▲39.2と比べ26.1ポイント上昇し、「受注減」を見通す企業の割合が低下し、全体的に持ち直しの動きが見られる。 |
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4.受注単価について |
〔図3 受注単価〕 (%) |
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10月〜12月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲12.0となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲14.0と比べて2.0ポイント上昇と、全体的に大きな変化はなかった。 |
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5.資金繰りについて |
〔図4 資金繰り〕 (%) |
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10月〜12月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲20.4となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲27.4と比べて7.0ポイント上昇と、「悪化」と回答した企業の割合が減少した。 |
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6.採算状況について |
〔図5 採算状況〕 (%) |
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10月〜12月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲23.3となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲38.6と比べ15.3ポイント上昇し、多くの業種で「赤字」企業の割合は減少したものの、約4割が「赤字」と回答し,依然として厳しい状況が続いている。 |
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7.受注余力について |
〔図6 受注余力〕 (%) |
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10月〜12月期の受注余力の業況判断DI(「受注余力あり」と回答した企業の割合から「受注余力なし」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は61.6となり、前期(7月〜9月期)のDI値70.0と比べ8.4ポイント低下した
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