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2019年度 第1四半期 |
京都ものづくり中小企業景況調査結果の概要 |
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この度、2019年6月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業245社、回収率81.7%) |
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■回答企業の概要(業種別) |
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(1)鉄鋼・非鉄関係 17社(6.9%)
(2)金属製品関係 59社(24.1%)
(3)一般機器関係 70社(28.6%)
(4)電気機器関係 42社(17.1%)
(5)輸送用機器関係 14社(5.7%)
(6)精密機器関係 16社(6.5%)
(7)樹脂製品関係 27社(11.0%)
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1.調査結果の概要 |
受注量については、DIが7業種全てでマイナス値となり、前回調査に引き続き全体的に減少傾向が見られる結果となった。
今後の見通しについても、受注量同様に全ての業種でDIがマイナス値となり、慎重な見方が多く見受けられた。
受注単価については、若干の悪化傾向にあり、採算状況についても、前回まで高い水準にあった「黒字」企業の割合が低下した。
また、受注余力についても、「受注余力あり」と回答した企業の割合が7割を超えた。
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(DI : 増加、好転と回答した企業の割合から減少、悪化と回答した企業の割合を差し引いた数値) |
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2.受注量について |
〔図1 受注量〕 (%) |
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4月〜6月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲38.9となり、前期(1月〜3月期)のDI値▲29.2と比べ9.7ポイント低下と、前回調査に引き続き、全体的に減少傾向が見られる結果となった。
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3.今後(3か月先)の受注見通しについて |
〔図2 受注量の見通し〕 (%) |
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次期(7月〜9月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲19.8となり、前期調査時のDI値▲20.9と比べ1.1ポイント上昇したものの、全体的に慎重な見通しとなった。 |
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4.受注単価について |
〔図3 受注単価〕 (%) |
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4月〜6月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲8.7となり、前期(1月〜3月期)のDI値▲2.9と比べて5.8ポイント低下と、若干の悪化が見られた。
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5.資金繰りについて |
〔図4 資金繰り〕 (%) |
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4月〜6月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲6.6となり、前期(1月〜3月期)のDI値▲6.6と比べて±0ポイントと全体として大きな変化はなかった。
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6.採算状況について |
〔図5 採算状況〕 (%) |
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4月〜6月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は11.9となり、前期(1月〜3月期)のDI値27.2と比べ15.3ポイント低下し、前回まで高い水準にあった「黒字」企業の割合が低下した。 |
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7.受注余力について |
〔図6 受注余力〕 (%) |
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4月〜6月期の受注余力の業況判断DI(「受注余力あり」と回答した企業の割合から「受注余力なし」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は41.2となり、前期(1月〜3月期)のDI値28.8と比べ12.4ポイント上昇した。4月〜6月期は「受注余力あり」とする企業が70.6%と、前期と比較して6.2ポイントの増加となった。
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