平成28年度 第4回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成29年3月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業216社、回収率75.8%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  (1)鉄鋼・非鉄関係 22社(10.2%)
(2)金属製品関係 39社(18.1%)
(3)一般機器関係 39社(18.1%)
(4)電気機器関係 39社(18.1%)
(5)輸送用機器関係 20社(9.3%)
(6)精密機器関係 29社(13.4%)
(7)樹脂製品関係 28社(13.0%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成29年1月〜3月期における府内中小製造業の受注状況については、受注量は前回調査に続いて3期連続で増加傾向、堅調に推移、今後の受注見通しについては、僅かながら減少と慎重な見通しである。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
2.受注量について 
 〔図1  受注量〕 (%) 
 
  平成29年1月〜3月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は24.6となり、前期(10月〜12月期)のDI値12.0と比べ12.6ポイント上昇、3期連続となり受注量は増加傾向である。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
 〔図2 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(7月〜9月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は2.7となり、前期調査時のDI値7.8と比べ5.1ポイント下降し、受注量の見通しは僅かながら減少とする回答の割合が増えている。
 
4.受注単価について 
 〔図3 受注単価〕 (%) 
 
  平成29年1月〜3月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲8.9となり、前期(10月〜12月期)のDI値▲6.4と比べて2.5ポイント減少と若干の悪化が見られた。
 
5.資金繰りについて 
 〔図4 資金繰り〕 (%) 
 
  平成29年1月〜3月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は2.8となり、前期(10月〜12月期)のDI▲1.8と比べて4.6ポイント上昇した。
 
6.採算状況について 
〔図5 採算状況〕 (%) 
 
  平成29年1月〜3月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は28.7となり、前期(10月〜12月期)のDI値18.9と比べ9.8ポイント上昇した。
 
7.受注余力について 
〔図6 受注余力〕 (%) 
 
  平成29年1月〜3月期は「受注余力あり」とする企業が67.4%と、前期と比較して6.8ポイントの増加となった。
 
 
 
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