平成28年度 第3回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成28年12月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業218社、回収率76.5%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  (1)鉄鋼・非鉄関係 24社(11.0%)
(2)金属製品関係 38社(17.4%)
(3)一般機器関係 36社(16.5%)
(4)電気機器関係 38社(17.4%)
(5)輸送用機器関係 24社(11.0%)
(6)精密機器関係 28社(12.8%)
(7)樹脂製品関係 30社(13.8%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成28年10月〜12月期における府内中小製造業の受注状況については、受注量は前回調査に続いて増加傾向で堅調に推移、今後の受注見通しについても僅かながら増加の見込みである。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
2.受注量について 
 〔図1  受注量〕 (%) 
 
  平成28年10月〜12月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は12.0となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲6.5と比べ18.5ポイント上昇、2期連続となり受注量は増加傾向である。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
 〔図2 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(4月〜6月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は7.8となり、前期調査時のDI値4.0と比べ3.8ポイント上昇し、受注量の見通しは僅かながら増加とする回答の割合が増えている。
 
4.受注単価について 
 〔図3 受注単価〕 (%) 
 
  10月〜12月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲6.4となり、前期(7月〜9月期)のDI値▲11.4と比べて5.0ポイント増加と若干の改善が見られた。
 
5.資金繰りについて 
 〔図4 資金繰り〕 (%) 
 
  10月〜12月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲1.8となり、前期(7月〜9月期)のDI▲8.3と比べて6.5ポイント上昇した。
 
6.採算状況について 
〔図5 採算状況〕 (%) 
 
  10月〜12月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は18.9となり、前期(7月〜9月期)のDI14.1と比べ4.8ポイント上昇した。
 
7.受注余力について 
〔図6 受注余力〕 (%) 
 
  10月〜12月期は「受注余力なし」とする企業が39.4%と、前期と比較して1.7ポイントの増加となった。
 
 
 
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