平成28年度 第2回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成28年9月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業228社、回収率80.0%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  (1)鉄鋼・非鉄関係 26社(11.4%)
(2)金属製品関係 40社(17.5%)
(3)一般機器関係 38社(16.7%)
(4)電気機器関係 36社(15.8%)
(5)輸送用機器関係 24社(10.5%)
(6)精密機器関係 32社(14.0%)
(7)樹脂製品関係 32社(14.0%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成28年7月〜9月期における府内中小製造業の受注状況については、全体的には受注量、受注見通しにやや増加の傾向も見られるものの、「不変」が多く横ばいの状態が続いている。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
2.受注量について 
 〔図1  受注量〕 (%) 
 
  平成28年7月〜9月期の受注量の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業の割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲6.5となり、前期(4月〜6月期)のDI▲20.4と比べ13.9ポイント上昇し、受注量は増加傾向である。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
 〔図2 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(10月〜12月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は4.0となり、前期調査時のDI▲4.4と比べ8.4ポイント上昇し、受注量の見通しは増加とする回答の割合が増えている。
 
4.受注単価について 
 〔図3 受注単価〕 (%) 
 
  7月〜9月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲11.4となり、前期のDI▲13.0と比べ1.6ポイント増加と、大きな変化は見られない。
 
5.資金繰りについて 
 〔図4 資金繰り〕 (%) 
 
  7月〜9月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲8.3となり、前期のDI▲9.6と比べ1.3ポイントと僅かに上昇した。
 
6.採算状況について 
〔図5 採算状況〕 (%) 
 
  7月〜9月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は14.1となり、前期のDI7.8と比べ6.3ポイント上昇した。
 
7.受注余力について 
〔図6 受注余力〕 (%) 
 
  7月〜9月期は「受注余力なし」とする企業が37.7%と、前期と比較して2.2ポイントと僅かながら増加した。
 
 
 
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