平成28年度 第1回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成28年6月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業231社、回収率81.1%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  (1)鉄鋼・非鉄関係 26社(11.3%)
(2)金属製品関係 37社(16.0%)
(3)一般機器関係 41社(17.7%)
(4)電気機器関係 40社(17.3%)
(5)輸送用機器関係 24社(10.4%)
(6)精密機器関係 31社(13.4%)
(7)樹脂製品関係 32社(13.9%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成28年4月〜6月期における府内中小製造業の受注状況については、全体的には受注量が減少傾向ではあるものの、3ヶ月先の受注見通しはやや増加と持ち直しの傾向が見られる。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
2.受注量について 
 〔図1  受注量〕 (%) 
 
  平成27年4月〜6月期の受注量についての業況判断DIは▲20.4となり、前期(1月〜3月期)のDI▲4.9と比べ15.5ポイント低下し、受注量は減少傾向である。。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
 〔図2 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(7月〜9月期)の受注量見通しの業況判断DI(「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲4.4となり、前期調査時のDI▲14.4と比べ10.0ポイント上昇し、受注量の見通しは増加とする回答の割合が増えている。
 
4.受注単価について 
 〔図3 受注単価〕 (%) 
 
  4月〜6月期の受注単価の業況判断DI(「上昇」と回答した企業の割合から「低下」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲13.0となり、前期(1月〜3月期)のDI▲11.7と比べ1.3ポイント低下と、大きな変化は見られない。
 
5.資金繰りについて 
 〔図4 資金繰り〕 (%) 
 
  4月〜6月期の資金繰りの業況判断DI(「好転」と回答した企業の割合から「悪化」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は▲9.6となり、前期(1月〜3月期)のDI▲8.5と比べ1.1ポイント低下した。
 
6.採算状況について 
〔図5 採算状況〕 (%) 
 
  4月〜6月期の採算状況の業況判断DI(「黒字」と回答した企業の割合から「赤字」と回答した企業の割合を差し引いた数値)は7.8となり、前期(1月〜3月期)のDI12.6と比べ4.8ポイント低下した。
 
7.受注余力について 
〔図6 受注余力〕 (%) 
 
  4月〜6月期は「受注余力なし」とする企業が35.5%と、前期と比較して0.8ポイントと僅かながら増加した。
 
 
 
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