平成27年度 第4回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成28年3月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業222社、回収率77.9%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  〔図1  回答企業の内訳〕 (%) 
  (1)鉄鋼・非鉄関係 27社(12.2%)
(2)金属製品関係 37社(16.7%)
(3)一般機器関係 36社(16.2%)
(4)電気機器関係 37社(16.7%)
(5)輸送用機器関係 24社(10.8%)
(6)精密機器関係 32社(14.4%)
(7)樹脂製品関係 29社(13.1%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成28年1月〜3月期における府内中小製造業の受注状況については、全体的には受注量が減少傾向で、受注余力も増加に転じた。3ヶ月先の受注見通しも全体的にはやや減少傾向である。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
 
2.受注量について 
  〔図2  受注量〕 (%) 
 
  平成28年1月〜3月期の受注量の業況判断DIは▲4.9となり、前期(10月〜12月期)と比べ8.3ポイント低下し減少傾向。ただし電気機器、樹脂製品は増加。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
  〔図3 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(4月〜6月期)の受注見通しの業況判断DIは▲14.4となり、前期調査時と比べ10.1ポイント低下し、見通しは減少とする回答の割合が増えている。ただし鉄鋼・非鉄は増加。
 
4.受注単価について 
 〔図4 受注単価〕 (%) 
 
  1月〜3月期の受注単価の業況判断DIは▲11.7となり、前期(10月〜12月期)と比べ2.1ポイント低下したものの、ほぼ横ばいである。ただし鉄鋼・非鉄は上昇傾向。
 
5.資金繰りについて 
 〔図5 資金繰り〕 (%) 
 
  1月〜3月期の資金繰りの業況判断DIは▲8.5となり、前期(10月〜12月期)と比べ3.2ポイント低下したものの、ほぼ横ばいである。ただし精密機器で一部好転。
 
6.採算状況について 
  〔図6 採算状況〕 (%) 
 
  1月〜3月期の採算状況の業況判断DIは12.6となり、前期(10月〜12月期)と比べ3.1ポイント低下したものの、ほぼ横ばいである。
 
7.受注余力について 
  〔図7 受注余力〕 (%) 
 
  「受注余力なし」とする企業が増加し、前期(10月〜12月期)と比べて8.2ポイント減少した。
 
 
 
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