平成27年度 第3回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成27年12月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業210社、回収率73.7%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  〔図1  回答企業の内訳〕 (%) 
  (1)鉄鋼・非鉄関係 22社(10.5%)
(2)金属製品関係 35社(16.7%)
(3)一般機器関係 38社(18.1%)
(4)電気機器関係 34社(16.2%)
(5)輸送用機器関係 25社(11.9%)
(6)精密機器関係 28社(13.3%)
(7)樹脂製品関係 28社(13.3%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成27年10月〜12月期における府内中小製造業の受注状況については、業種によりばらつきがあるものの、全体的には受注量が増加傾向に転じた。
 一方で受注余力については、「余力あり」が「余力なし」を上回っているが、その差は縮まっている。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
 
2.受注量について 
  〔図2  受注量〕 (%) 
 
  平成27年10月〜12月期の業況判断DIは3.4となり、前期(7月〜9月期)と比べ10.9ポイント上昇し全体的に増加傾向。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
  〔図3 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(1月〜3月期)の業況判断DIは▲4.3となり、前期調査時と比べ0.6ポイント上昇したものの、大きな変化は見られない。
 
4.受注単価について 
 〔図4 受注単価〕 (%) 
 
  10月〜12月期の業況判断DIは▲9.6となり、前期(7月〜9月期)と比べ3.5ポイント低下したものの、大きな変化は見られない。
 
5.資金繰りについて 
 〔図5 資金繰り〕 (%) 
 
  10月〜12月期の業況判断DIは▲5.3となり、前期(7月〜9月期)と比べ10.7ポイントと大きく上昇し、改善傾向。
 
6.採算状況について 
  〔図6 採算状況〕 (%) 
 
  10月〜12月期の業況判断DIは15.7となり、前期(7月〜9月期)のと比べ5.5ポイント上昇しやや好転。
 
7.受注余力について 
  〔図7 受注余力〕 (%) 
 
  「受注余力なし」とする企業の割合が4.0ポイント増加して4割を超え、近年で最高。
 
 
 
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