平成27年度 第2回 受注登録企業動向調査結果の概要
 
  この度、平成27年9月末を調査時点に、府内受注登録企業285社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業226社、回収率79.3%)
 
  ■回答企業の概要(業種別)
  〔図1  回答企業の内訳〕 (%) 
  (1)鉄鋼・非鉄関係 24社(10.6%)
(2)金属製品関係 37社(16.4%)
(3)一般機器関係 41社(18.1%)
(4)電気機器関係 37社(16.4%)
(5)輸送用機器関係 24社(10.6%)
(6)精密機器関係 33社(14.6%)
(7)樹脂製品関係 30社(13.3%)
 
 
1.調査結果の概要 
 平成27年7月〜9月期における府内中小製造業の受注状況については、業種によりばらつきがあるものの、全体的には受注量は減少傾向にある。
 一方でで受注余力については、「余力あり」と回答する企業の割合が「余力なし」と回答する企業の割合を上回っているが、その差が縮まっている。
  (DI : 増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
 
2.受注量について 
  〔図2  受注量〕 (%) 
 
  平成27年7月〜9月期の業況判断DIは▲7.5となり、前期(平成27年4月〜6月期)と比べ5.7ポイント低下した。
 
3.今後(3か月先)の受注見通しについて 
  〔図3 受注量の見通し〕 (%)
 
  次期(10月〜12月期)の業況判断DIは▲4.9となり、前回調査時(7月〜9月期)と比べ4.9ポイント悪化の見通しである。
 
4.受注単価について 
 〔図4 受注単価〕 (%) 
 
  7月〜9月期の業況判断DIは▲6.1となり、前期(4月〜6月期)と比べ2.5ポイント上昇し、下げ止まり傾向が続いている。
 
5.資金繰りについて 
 〔図5 資金繰り〕 (%) 
 
  7月〜9月期の業況判断DIは▲16.0となり、前期(4月〜6月期)と比べ10.6ポイント低下と、悪化の傾向がある。
 
6.採算状況について 
  〔図6 採算状況〕 (%) 
 
  7月〜9月期の業況判断DIは10.2となり、前期(4月〜6月期)と比べ4.2ポイント低下し、黒字が減少傾向だが大きな変化はない。
 
7.受注余力について 
  〔図7 受注余力〕 (%) 
 
  「受注余力なし」とする企業の割合が10.1ポイント増加し、4割近くとなっている。
 
 
 
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