2.受注量
〔図1 受注量について【全体】〕
(%)
この度、平成23年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート
方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業173社、回収率57.7%)
1.調査結果概要
7月〜9月期の全体の業況判断DIは△24.8となり、マイナス幅が拡大し、前期(4月〜6月) に比べ、△7.0ポイントと、悪化が見られる。
■回答企業の概要(業種別)
(1)鉄鋼・非鉄関係11.0%(19社)
7月〜9月における府内中小製造業の受注量DIは、全体として前期(4月〜6月)に比べ、
△1.2ポイントと、僅かに悪化が見られる。
一方、次期(10月〜12月)の受注見通しについては、前期に比べ、電気機器で△36.0
(前期差43.1ポイント低下)、輸送用機器で△27.7(前期差34.3ポイント低下)と大幅な
悪化が見られ、また、金属製品で△28.6(前期差18.2ポイント低下)、精密機器で△35.0
(前期差15.0ポイント低下)、とマイナス幅が拡大した。先行き慎重な見方が窺え、円高等
の影響が懸念される。
(DI:増加、上昇などと回答した企業割合から減少、低下などと回答した企業割合を差し引いた数値)
(2)金属製品関係16.2%(28社)
〔図4 資金繰りについて【全体】〕 (%)
(3)一般機械関係16.8%(29社)
3.今後(3か月先)の受注見通し
(4)電気機器関係14.5% (25社)
(5)輸送用機器関係 10.4% (18社)
(6)精密機器関係 11.6%(20社)
7月〜9月期の全体の業況判断DIは△31.4となり、マイナス幅が拡大し、前期(4月〜6月)に比
べ△5.5ポイントと、悪化が見られる。
(7)縫製関係 11.6%(20社)
7月〜9月期の全体の業況判断DIは、△14.5となり、前期(4月
〜6月)に比べ、△1.2ポイン
トと、僅かに悪化が見られる。
7.受注余力
(8)樹脂製品関係 8.1%(14社)
〔図3 受注単価について【全体】〕
(%)
〔図6 受注余力について【全体】〕 (%)
6.採算状況
〔図5 採算状況について【全体】〕 (%)
5.資金繰り
4.受注単価
7月〜9月期の全体の業況判断DIは△12.7となり、マイナス幅が拡大し、前期(4月〜6月)
に 比べ、△4.7ポイントと、悪化が見られる。
受注量の動きに伴い、「受注余力あり」とする企業が1.5ポイント増えた。
〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕 (%)
次期(10月〜12月期)受注量見通しの全体の業況判断DIは、△24.3となり、前期(4月〜6
月)に比べ△20.2ポインと、悪化が見られる。