平成22年度第2回受注登録企業動向調査結果の概要
この度、平成22年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケ ート
方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業189社、回収率63.0%)
■回答企業の概要(業種別)
(1)鉄鋼・非鉄関係11.6%(22社)
(2)金属製品関係16.4%(31社)
(3)一般機械関係15.9%(30社)
(4)電気機器関係16.9% (32社)
(5)輸送用機器関係8.5% (16社)
(6)精密機器関係9.5%(18社)
(7)縫製関係11.1%(21社)
(8)樹脂製品関係10.1%(19社)
1.調査結果概要
7月〜9月における府内中小製造業の受注量DIは、前期(4月〜6月)に比べ3.6ポイ
ント低下するとともに「不変」とする企業が8.2ポイント増え、10月〜12月期の見通
しについて前期(4月〜6月)に比べ21.1ポイント低下した。また、大半の業種で受注
単価が「不変」という状況が引き続き見られる。
景況は低調な推移にあり、先行きへの懸念もあり、依然として厳しい状況が続いている。
2.受注量
〔図1 受注量について【全体】〕
(%)
7月〜9月期の全体の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した企業割合から「減
少」及び「やや減少」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、5.7となり、前期(4月〜6
月)に比べ、3.6ポイント低下するとともに、「不変」とする企業が8.2ポイント上昇した。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕 (%)
10月〜12月期の見通しの全体の業況判断DI(「増加」と回答した企業割合から「減少」
と回答した企業割合を差し引いた数値)は、▲23.3となり、前期(4月〜6月)に比し、
21.1ポイント低下した。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕
(%)
7月〜9月期の全体の業況判断DI(「上昇」と回答した企業割合から「低下」と回答した
企業割合を差し引いた数値)は、▲29.6となり、前期(4月〜6月)に比し、6.7ポイン
ト上げ、「不変」と答えた企業が5.7ポイント増え、「低下」したとする企業が6.1ポイン
ト減った。
5.資金繰り
〔図4 資金繰りについて【全体】〕 (%)
7月〜9月期の全体の業況判断DI(「好転」と回答した企業割合から「悪化」と回答した
企業割合を差し引いた数値)は▲16.4で、前期(4月〜6月)に比し、11.1ポイント上昇
し、21年1月〜3月期以降6期連続で改善し、「好転」と答えた企業が微増し、「悪化」と
する企業の割合が10.8ポイント減るとともに、「不変」と答えた企業が10.5ポイント増え
た。
6.採算状況
〔図5 採算状況について【全体】〕 (%)
7〜9月期の全体の業況判断DI(「黒字」と回答した企業割合から「赤字」と回答した企業
割合を差し引いた数値)は、▲19.6で、前期(4〜6月)に比し、8.4ポイント上昇し、21
年4月〜6月以降6期連続で改善し、「赤字」とする企業が9.6ポイント減少した。
7.受注余力
〔図6 受注余力について【全体】〕 (%)
受注量の動きに伴い、「受注余力なし」とする企業が2.3ポイント減った。
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