平成21年度第2回受注登録企業動向調査結果の概要
この度、平成21年 9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケ
ート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業184社、回収率61.3%)
回答企業の概要(業種別)
(1)鉄鋼・非鉄関係10.9%(20社)
(2)金属製品関係15.8%(29社)
(3)一般機械関係17.4%(32社)
(4)電気機器関係15.8% (29社)
(5)輸送用機器関係10.3% (19社)
(6)精密機器関係10.3%(19社)
(7)縫製関係10.9%(20社)
(8)樹脂製品関係8.7%(16社)
1.調査結果概要
平成21年 7月〜9月における府内受注登録企業の景況は、全般的に改善傾向にある
ものの、大幅に改善しているとは言えない水準にあり、依然として厳しい状況が続いて
いる。
2.受注量
〔図1 受注量について【全体】〕 (%)
・ 全体では、7〜9月期の全体の業況判断DI(「増加」及び「やや増加」と回答した
企業割合から「減少」及び「やや減少」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、
▲22.2となり、前期(4〜6月)に比し、27ポイント上昇し、2期連続で改善し
た。但し本格的な回復には至っていない状況である。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕 (%)
・ 全体では、7〜9月期の全体の業況判断DI(「増加」と回答した企業割合から「
減少」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、▲19.9となり、前期(4〜
6月)に比し、7ポイント上昇し、3期連続で「増加」の見通しとなった。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕 (%)
・ 全体では、 7〜9月期の全体の業況判断DI(「上昇」と回答した企業割合から「
低下」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、▲42.9となり、前期(4〜6
月)に比し、9.9ポイント改善した。但し「不変」とする企業が6割近くを占めた。
5.資金繰り
〔図4 資金繰りについて【全体】〕 (%)
・全体では、7〜9月期の全体の業況判断DI(「好転」と回答した企業割合から
「悪化」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、▲47.8で、前期(4〜6
月)に比し、13.1ポイント上昇し、2期連続で改善した。但し低水準であり、
大幅に改善しているとは言えない状況である。
6.採算状況
〔図5 採算状況について【全体】〕 (%)
・全体では、7〜9月期の全体の業況判断DI(「黒字」と回答した企業割合から「赤
字」と回答した企業割合を差し引いた数値)は、▲64.1で、前期(4〜6月)に比
し、6.9ポイント上昇し、改善した。但し低水準であり、大幅に改善しているとは言
えない状況である。
7.受注余力
〔図6 受注余力について【全体】〕 (%)
・全体では、受注量の動きに伴い、「受注余力あり」とする企業が微減し
た。