平成20年度第3回受注登録企業動向調査

 このたび、平成20年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業 209社、回収率69.7%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係10.03%(21社)            (2)金属製品関係17.7%(37社)          (3)般機械関係17.2%(36社)          (4)電気機器関係14.4 30社)               (5)輸送用機器関係9.6 20社)             (6)精密機器関係9.6%(20社)          (7)縫製関係12.0%(24社)            (8)樹脂製品関係9.6%(20社)
1.調査結果概要
 平成 20年 10月〜12月における府内受注登録企業の景況は、各調査項目において、また全業種にわたり急速に悪化の傾向を示している。
.受注量

〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)                                                                         

  

・ 「減った」(「やや減少」+「減少」)とする企業が前回調査時から26.5ポイント増加して81.3%となり、平成4年以降で最も悪化した状況となった。また前回からの下げ幅も最大となり、今回急激に受注が減少したことを示している。
.今後(3ヶ月先)の受注見通し

〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   

・ 「減少」を見込む企業が前回調査時から32.3ポイント増加して、79.8%と平成4年以降で最大の増加をみせ、来期も引き続き厳しい受注状況が見込まれる。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   

・ 原油をはじめとする原材料価格が低下する中で、「上昇」とする企業は僅か0.5%に減少する一方、「低下」とする企業は19.5ポイント増加し、半数近くに及んでいる。
5.資金繰り

〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  

・ 受注量の減少に伴い、「悪化」とする企業が前回調査から急速に増加し、60.8%の企業が資金繰りの悪化を指摘している。
6.採算状況

〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  

・ 他の調査項目と同様に「赤字」とする企業が急増し、6割を超える状況となっている。
7.受注余力

〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  

・ 受注量の減少に伴い、「受注余力あり」とする企業が増加している。
 

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