平成20年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成20年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業 210社、回収率70.0%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係 11.925社)            (2)金属製品関係 16.2%(34社)          (3)般機械関係 17.6%(37社)          (4)電気機器関係 12.9%(27社)               (5)輸送用機器関係 9.0%(19社)             (6)精密機器関係 10.0%(21社)          (7)縫製関係 11.9%(25社)            (8)樹脂製品関係 10.5%(20社)
1.調査結果概要
 平成 20年7月〜9月における府内受注登録企業の景況は、調査項目や業種により多少のバラツキはあるものの、総じて悪化の傾向を示している。
.受注量

〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)                                                                         

  

・ 昨年12月調査時以降「増えた」(「増加」+「やや増加」)とする企業の減少、「減った」(「減少」+「やや減少」)とする企業が増加する傾向が続く中で、「増加」と回答した企業は全回答中2社に止まった。
.今後(3ヶ月先)の受注見通し

〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   

・ 「減少」が「増加」を大幅に上回る状況が続いており、来期も厳しい受注状況が見込みとなっている。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   

・ 前回調査に比べて「上昇」とする企業が4.2ポイント減少し、「低下」とする企業も1.8ポイントの微減となっている。
5.資金繰り

〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  

・ 「好転」と回答する企業の減少と、「悪化」とする企業の増加が顕著に進んでおり、受注の低迷が続く中で企業の厳しい資金繰りがうかがえる。
6.採算状況

〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  

・ 前項の「資金繰り」と同様に「黒字」とする企業が減少するとともに、「赤字」とする企業が増加し、両者の差は、前回調査時から13ポイント拡大して△21ポイントとなり、平成15年3月調査以来の厳しい状況となった。
7.受注余力

〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  

・ 受注の低迷に伴い「受注余力あり」とする企業が増加し、8割を超える結果となった。
 

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