平成17年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成17年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業 201社、回収率67.0%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係11.4%(23社)            (2)金属製品関係16.4%(33社)          (3)般機械関係18.9%(38社)          (4)電気機器関係14.9%(30社)               (5)輸送用機器関係9.0%(18社)             (6)精密機器関係10.4%(21社)          (7)縫製関係10.0%(20社)            (8)樹脂製品関係 9.0%(18社)
1.調査結果概要
 平成17年 7月〜9月における府内受注登録企業の景況は、業種によるばらつきが大きく、その傾向も一定しない状況である。
.受注量

〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)                                                                         

  

・ 全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が30.9%で、前回調査と比べると、3.8ポイント減少する一方、「減った(減少又はやや減少)とする企業も27.9%で、前回調査と比較して8.2ポイント減少している。
.今後(3ヶ月先)の受注見通し

〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   

・ 全体では、「増加」とする企業が25.9%で前回調査と比べて5.9ポイント増加し、「減少」とする企業は25.4%で前回調査時よりも1.4ポイント減少している。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   

・ 全体では、「低下」とする企業が17.9%と前回調査時に比べて5.0ポイント減少しているが、「上昇」とする企業も3.5%で2.4ポイント減少しており、依然として厳しい状態が続いている。
 
5.資金繰り

〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  

・ 全体では、「好転」とする企業は10.0%と前回調査に比べ0.2ポイントの微増に止まり、「悪化」とする企業は18.9%(2。6ポイント減)で、引き続き「悪化」が「好転」を大きく上回っているが、増減幅は小さく、全体として横ばいの傾向が続いている。
6.採算状況

〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  

・ 全体では、「黒字」とする企業が25.9%とわずかに減少したが、「赤字」も0.5ポイントの減少に止まり、前回に引き続き「黒字」が「赤字」を上回る結果となった。

 
7.受注余力

〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  

・ 全体では、余力「あり」とする企業が4分の3をしめる傾向が続いており、依然として受注確保の難しさがうかがえる。
 

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