平成17年度第1回受注登録企業動向調査

 このたび、平成17年6月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業 205社、回収率68.3%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係11.2%(23社)            (2)金属製品関係16.6%(34社)          (3)般機械関係18.0%(37社)          (4)電気機器関係13.2%(27社)               (5)輸送用機器関係8.8%(18社)             (6)精密機器関係11.2%(23社)          (7)縫製関係11.2%(23社)            (8)樹脂製品関係 9.8%(20社)
1.調査結果概要
 平成17年4月〜6月における府内受注登録企業の景況は、業種によるばらつきが大きく、その傾向も一定しない状況である。
.受注量

〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)                                                                         

  

・ 全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が34.7%で、前回調査と比べると、7.9ポイント増加する一方、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は36.1%で、前回調査と比較して2.8ポイント増加している。
.今後(3ヶ月先)の受注見通し

〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   

・ 全体では、「増加」とする企業が20.0%で前回調査と比べて3.6ポイント増加し、「減少」とする企業は26.8%で前回調査時よりも3.2ポイント減少している。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   

・ 全体では、「低下」とする企業が22.9%と前回調査時に比べて3.9ポイント減少しているが、「上昇」とする企業の5.9%を大きく上回っており、依然として厳しい状態が続いている。
5.資金繰り

〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  

・ 全体では、「好転」とする企業は9.8%、「悪化」とする企業は21.5%で、「悪化」が「好転」を大きく上回る状態が続いている。前回調査と比較すると、「好転」は0.9ポイントの増加、「悪化」は0.9ポイントの増加に止まっており、全体として横ばいの傾向にある。
6.採算状況

〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  

・ 全体では、「黒字」とする企業が前回調査よりも3.3ポイント増加して26.3%となり、「赤字」とする企業の24.4%を上回る結果となった。
 
7.受注余力

〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  

・ 全体では、余力「あり」とする企業が4分の3をしめる傾向が続いており、依然として受注確保の難しさがうかがえる。 
 

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