平成１６年度第４回受注登録企業動向調査
　このたび、平成１７年３月末を調査時点に、府内受注登録企業３００社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。（回答企業２１ ３社、回収率72.3％）
回答企業の概要（業種別）

(１)鉄鋼・非鉄関係11.3％（24社）
(２)金属製品関係15.0％（32社）
(３)一般機械関係18.8％（40社）
(４)電気機器関係14.6％（31社）
(５)輸送用機器関係7.5％（16社）
(６)精密機器関係10.3％（22社）
(７)縫製関係12.7％（27社）
(８)樹脂製品関係9.9％（21社）
１.調査結果概要
　平成１７年１月〜３月における府内受注登録企業の景況は、全体的に先行きの不透明感から、横ばいの傾向が見られる。
２.受注量

〔図１　 受注量について【全体】〕                               （％）            

・全体では、「増えた」（増加又はやや増加）とする企業が26.8%で前回調査と比べて1.7ポイント減少し、「減った」（減少又はやや減少）とする企業は33.3%で、前回調査と比べて5ポイント減少している。
３.今後(３ヶ月先)の受注見通し

〔図２　受注量の見通しについて【全体】〕   　　　　　　（％）   

・全体では、「増加」とする企業が16.4%で前回調査と比べて1.1ポイント減少し、「減少」とする企業が30.0%で前回と比較して1.3ポイント減少している。
４.受注単価 
〔図３　受注単価について【全体】〕   　　　　（％）   

・全体では、「低下」とする企業が26.8%と5.6ポイント増加している。一方、「上昇」が5.2%、「不変」が68.1%となっている。基調としては、弱含みの傾向もうかがえるものの、全体としては引き続き横ばいで推移している。
５.資金繰り

〔図４　資金繰りについて【全体】〕   　　　　　　　　　　　（％）  

・全体では、「好転」とする企業は8.9％、「悪化」とする企業が20.7％で、「悪化」が「好転」を上回っている。前回調査と比べると「好転」が1.1ポイント増加しており、「悪化」は2.3ポイント増加しているものの、全体としては横ばいの傾向にある。
６.採算状況

〔図５　採算状況について【全体】〕   　　　　　　　　　　　（％）  

・全体では、「黒字」とする企業が23.0%で前回調査と比べて0.4ポイント増加しており、「赤字」とする企業も26.3%を占めている。「収支トントン」が半数を占めており、全体としては横ばいの傾向がうかがわれる。
７.受注余力

〔図６　受注余力について【全体】〕   　　　　　　　　　　　（％）  

・全体では、余力「あり」とする企業が前回調査と比べて1.9ポイント減少し、75.1％の企業で受注余力があり、依然として受注確保の難しさがうかがえる。
 
　

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