平成16年度第3回受注登録企業動向調査

 このたび、平成16年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業217社、回収率72.3%)
回答企業の概要(業種別)

(1)鉄鋼・非鉄関係11.5%(25社)
(2)金属製品関係17.1%(37社)
(3)一般機械関係18.0%(39社)
(4)電気機器関係14.7%(32社)
(5)輸送用機器関係9.2%(20社)
(6)精密機器関係8.8%(19社)
(7)縫製関係12.0%(26社)
(8)樹脂製品関係8.8%(19社)
1.調査結果概要
 平成16年10月〜12月における府内受注登録企業の景況は、全体的に先行きの不透明感から、横ばいの傾向が見られる。
2.受注量

〔図1  受注量について【全体】〕                               (%)            

・全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が28.5%で前回調査と比べて5.9ポイント減少し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は38.3%で、前回調査と比べて15.4ポイント増加している。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し

〔図2 受注量の見通しについて【全体】〕         (%)   

・全体では、「増加」とする企業が17.5%で前回調査と比べて0.4ポイント減少し、「減少」とする企業が31.3%で前回と比較して5.6ポイント増加している。
4.受注単価
〔図3 受注単価について【全体】〕       (%)   

・全体では、「低下」とする企業が21.2%と4.2ポイント増加している。一方、「上昇」が5.1%、「不変」が73.7%となっている。基調としては、弱含みの傾向もうかがえるものの、全体としては引き続き横ばいで推移している。
5.資金繰り

〔図4 資金繰りについて【全体】〕              (%)  

・全体では、「好転」とする企業は7.8%、「悪化」とする企業が18.4%で、「悪化」が「好転」を上回っている。前回調査と比べると「好転」が4.6ポイント減少しており、「悪化」は3.3ポイント増加しているものの、全体としては横ばいの傾向にある。
6.採算状況

〔図5 採算状況について【全体】〕              (%)  

・全体では、「黒字」とする企業が22.6%で前回調査と比べて8.6ポイント減少しており、「赤字」とする企業も23.0%を占めている。僅かながら「赤字」が「黒字」を上回っているものの、「収支トントン」が半数を占めており、全体としては横ばいの傾向がうかがわれる。
7.受注余力

〔図6 受注余力について【全体】〕              (%)  

・全体では、余力「あり」とする企業が前回調査と比べて6.4ポイント増加し、77.0%の企業で受注余力があり、依然として受注確保の難しさがうかがえる。
 

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