平成15年度第4回受注登録企業動向調査

 このたび、平成16年3月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業213社、回収率71.0%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.3%(22社)
A金属製品関係 16.0%(34社)
B一般機械関係 16.9%(36社)
C電気機器関係 15.5%(33社)
D輸送用機器関係8.9%(19社)
E精密機器関係 10.3%(22社)
F縫製関係 11.7%(25社)
G樹脂製品関係 10.3%(22社)
1.調査結果概要
 平成16年1月〜3月における府内受注登録企業の景況は、受注量が増加した企業が半数以上となり、減少企業の割合を大きく上回り、鮮明な回復傾向を示す結果となった。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が54.9%で前回調査と比べて7.3ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は13.2%で、前回調査と比べて12.3ポイント減少している。前回調査に続き、「増えた」とする企業が「減った」とする企業を大幅に上回っており、回復傾向が鮮明になってきている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 前回調査と比べて「増加」とする企業が30.0%で1.6ポイント減り、「減少」とする企業も17.4%で4.8ポイント減っている。前回調査に続き、「増加」とする企業が「減少」とする企業を上回っているが、今後については、やや慎重な見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 「上昇」とする企業が8.9%、「低下」とする企業が19.7%で、前回調査と比べると「上昇」は大幅に増加しており、「低下」は減少している。引き続き「不変」が7割余りを占めているものの、やや明るさが見られる。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 前回調査と比べると「好転」が3.7ポイント増加し、「悪化」は5.7ポイント減少しており、改善の兆しがうかがえる。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が24.9%で前回調査と比べて5.1ポイント増加している。また「赤字」とする企業は21.6%で、ようやく「黒字」が「赤字」を上回り、改善傾向がよりはっきりしてきた模様である。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が66.7%と、前回調査と比べて5.9ポイント減少しており、受注量の増加を反映した結果となっている。

 

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