平成15年度第3回受注登録企業動向調査

 このたび、平成15年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業212社、回収率70.7%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.4%(22社)
A金属製品関係 14.6%(31社)
B一般機械関係 18.4%(39社)
C電気機器関係 17.0%(36社)
D輸送用機器関係6.1%(13社)
E精密機器関係 9.9%(21社)
F縫製関係 13.7%(29社)
G樹脂製品関係 9.9%(21社)
1.調査結果概要
 平成15年10月〜12月における府内受注登録企業の景況は、受注量が増加した企業が半数近くまで回復し、減少企業の割合を上回り、前回調査(同9月)に引き続き回復傾向をうかがわせる結果となった。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が47.6%で前回調査と比べて
14.3ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は25.5%で、前回調査と比べて4.6ポイント減少している。前回調査に続き、「増えた」とする企業が「減った」とする企業を上回っており、回復傾向がうかがえる。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が31.6%で前回調査と比べて9.4ポイント増加し、「減少」とする企業が22.2%で前回と比較して1.8ポイント増加している。「不変」が5割近くを占め、引き続き予断を許さない状況であるものの、前回調査に続き、「増加」とする企業が「減少」とする企業を上回っており、回復傾向が見られる。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 「上昇」とする企業が0.9%と僅かながら見られるものの、前回調査と比べて「低下」とする企業が7.5ポイント増加して3割を占め、また「不変」も7割近くあり、依然として厳しい状況が続いている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は10.4%、「悪化」とする企業が21.7%で、「悪化」が「好転」を上回っている。前回調査と比べると「好転」が6.7ポイント増加しており、「悪化」は僅かながら(0.1ポイント)減少している。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が19.8%で前回調査と比べて4.1ポイント増加しているものの、「赤字」とする企業が30.2%を占めており、依然として「赤字」が「黒字」を上回り、厳しい採算状況を強いられている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査と比べて5.6ポイント減少しているものの、72.6%の企業で受注余力があり、依然として受注確保の難しさがうかがえる。

 

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