平成15年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成15年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業216社、回収率72.0%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.2%(22社)
A金属製品関係 15.7%(34社)
B一般機械関係 17.6%(38社)
C電気機器関係 12.5%(27社)
D輸送用機器関係10.2%(22社)
E精密機器関係 11.1%(24社)
F縫製関係 12.5%(27社)
G樹脂製品関係 10.2%(22社)
1.調査結果概要
 平成15年7月〜9月における府内受注登録企業の景況は、受注量については、増加傾向にあるが、受注見通し、受注単価は不変が大半を占め、大幅な改善にはいたらず、資金繰り、採算状況についても依然厳しい状況が続いている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が33.3%で前回調査と比較して4.0ポイント増加している。「減った」(減少又はやや減少)とする企業は30.1%で、3.9ポイントの減少となっている。前回調査と比較して「増えた」とする企業が増加し、「減った」とする企業が減少している。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 、「増加」とする企業が22.2%で前回調査に比べて3.9ポイント増加し、「減少」とする企業が20.4%で7.1ポイント減少しており、やや明るい見通しとなっているものの、大幅な改善には至っていない。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 「上昇」とする企業が0.9%で前回調査と比較して0.4ポイント増加しており、「低下」とする企業が24.1%で前回調査に比べて14.9ポイント減少している。「不変」が8割近くを占めており、単価の低下傾向に歯止めがかかっている状況とは言えない。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は3.7%、「悪化」とする企業が21.8%で、「悪化」が「好転」を上回っており、厳しい状況が継続している。前回調査と比べると「好転」が微減し、「悪化」も減少している。依然として苦しい資金繰りを強いられている。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が15.7%で前回調査に比べて1.5ポイント増加、「赤字」とする企業が26.9%で6.6ポイント減少しているが、依然として「赤字」が「黒字」を大きく上回っている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査に比べて5.7ポイント減少しているものの、78.2%とほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

報告書詳細<PDF形式(215KB)>はこちら

 

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