平成14年度第4回受注登録企業動向調査

 このたび、平成15年3月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業220社、回収率73.3%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.5%(23社)
A金属製品関係 15.9%(35社)
B一般機械関係 17.3%(38社)
C電気機器関係 13.6%(30社)
D輸送用機器関係9.1%(20社)
E精密機器関係 11.8%(26社)
F縫製関係 13.6%(30社)
G樹脂製品関係 8.2%(18社)
1.調査結果概要
 平成15年1月〜3月における府内中小企業の景況は、受注量、受注見通し、受注単価については僅かに回復傾向が見られるものの、資金繰りや採算状況では若干の低下傾向が見られるなど、横ばいの結果となっている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が31.3%で前回調査と比べて0.9ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は35.0%で、前回調査と比べて7.5ポイント減少している。しかし依然として、「減った」とする企業が、「増えた」とする企業を上回っている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が14.5%で前回調査と比べて3.8ポイント増加し、「減少」とする企業が31.8%で前回と比較して5.6ポイント減少しているものの、「不変」が5割を上回っており、依然として厳しい見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 前回調査と比較して、1.4%と僅かながら「上昇」が見られるものの、「不変」及び「低下」とする企業にほぼ二分されており厳しい状況は継続している。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は4.5%、「悪化」とする企業が35.0%で、「悪化」が「好転」を大幅に上回っている。前回調査と比べると「悪化」が4.7ポイント減少しているものの、「好転」も僅かに減少しており、「不変」が大半を占めている。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が10.5%で前回調査と比べて0.2ポイント減少しており、「赤字」とする企業が39.5%で7.2ポイント減少している。依然として「赤字」が「黒字」を大きく上回っており、かなり厳しい採算状況となっている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査と比べて2.8ポイント増加し83.2%と、ほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

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