平成14年度第3回受注登録企業動向調査

 このたび、平成14年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業219社、回収率71.3%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 11.3%(24社)
A金属製品関係 15.9%(34社)
B一般機械関係 17.8%(38社)
C電気機器関係 14.0%(30社)
D輸送用機器関係8.9%(19社)
E精密機器関係 9.8%(21社)
F縫製関係 13.1%(28社)
G樹脂製品関係 9.3%(20社)
1.調査結果概要
 平成14年10月から12月における府内受注登録企業の景況は、受注量の減少傾向、受注見通しの低下傾向、受注単価の下落傾向に加え、資金繰りの悪化が進んでおり、好、不調の二極化が見られます。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が30.4%で前回調査と比べて0.2ポイント減少し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は42.5%で、前回調査と比べて8.2ポイント増加している。「減った」とする企業が「増えた」とする企業を上回っており、前回調査以降、頭打ち傾向となっている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が10.7%で前回調査と比べて8.7ポイント減少し、「減少」とする企業が37.4%で前回と比較して1.3ポイント増加している。「不変」が5割を上回っており、さらに厳しい見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 「上昇」が0.5%と僅かながら見られるものの、「低下」とする企業が5割以上を占め、「不変」も5割近くあり、依然として厳しい状況が続いている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は4.7%、「悪化」とする企業が39.7%で、「悪化」が「好転」を大幅に上回っている。前回調査と比べると「好転」が0.6ポイント増加しているものの、「悪化」も5.5ポイント増加しており、厳しい資金繰りを強いられている。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が10.7%で前回調査と比べて1.6ポイント増加しているものの、「赤字」とする企業が46.7%を占めており、依然として「赤字」が「黒字」を大きく上回っており、かなり厳しい採算状況となっている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査と比べて2.7ポイント減少しているものの、80.4%の企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

報告書詳細<PDF形式(202KB)>はこちら

 

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