平成14年度第2回受注登録企業動向調査 |
このたび、平成14年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業219社、回収率73.0%) |
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1.調査結果概要 |
平成14年7月から9月における府内受注登録企業の景況は、受注量及び見通しについては、若干足踏みが見られる。受注単価、資金繰り及び採算状況については依然厳しい状況が続いているが、改善傾向が続いている。 |
2.受注量について |
〔図1受注量について【全体】〕![]() |
「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が30.6%で前回調査と比較して3.2ポイント減少している。「減った」(減少又はやや減少)とする企業は34.3%で、4.7ポイントの減少となっている。前回調査と比較して「増えた」とする企業と「減った」とする企業が共に減少し、今回の調査では「不変」も併せて、ほぼ3割ずつの割合となっている。 |
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し |
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕![]() |
「増加」とする企業が18.7%で前回調査に比べて4.2ポイント減少し、「減少」とする企業が36.1%で5.6ポイント増加している。また、「不変」が5割近くを占めており、厳しい見通しとなっている。 |
4.受注単価について |
〔図3受注単価について【全体】〕![]() |
「上昇」とする企業は見られず、「低下」とする企業が43.4%で前回調査に比べて10.4ポイント減少している。結果として「不変」が6割近くを占めている。 |
5.資金繰りについて |
〔図4資金繰りについて【全体】〕![]() |
「好転」とする企業は4.1%、「悪化」とする企業が34.2%で、「悪化」が「好転」を大幅に上回っており、厳しい状況が継続しているが、前回調査に比べると「好転」が倍増し、「悪化」は減少している。 |
6.採算状況 |
〔図5採算状況について【全体】〕 |
「黒字」とする企業が9.1%で前回調査に比べて2.4ポイント増加、「赤字」とする企業が46.1%で9.1ポイント減少しているが、依然として「赤字」が「黒字」を大きく上回っている。 |
7.受注余力 |
〔図6受注余力について【全体】〕 ![]() |
余力「あり」とする企業が前回調査に比べて1.2ポイント減少しているものの、83.1%とほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。 |