平成14年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成14年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業219社、回収率73.0%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.0%(22社)
A金属製品関係 16.4%(36社)
B一般機械関係 16.0%(35社)
C電気機器関係 14.2%(31社)
D輸送用機器関係8.7%(19社)
E精密機器関係 9.1%(20社)
F縫製関係 16.0%(35社)
G樹脂製品関係 9.6%(21社)
1.調査結果概要
 平成14年7月から9月における府内受注登録企業の景況は、受注量及び見通しについては、若干足踏みが見られる。受注単価、資金繰り及び採算状況については依然厳しい状況が続いているが、改善傾向が続いている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が30.6%で前回調査と比較して3.2ポイント減少している。「減った」(減少又はやや減少)とする企業は34.3%で、4.7ポイントの減少となっている。前回調査と比較して「増えた」とする企業と「減った」とする企業が共に減少し、今回の調査では「不変」も併せて、ほぼ3割ずつの割合となっている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が18.7%で前回調査に比べて4.2ポイント減少し、「減少」とする企業が36.1%で5.6ポイント増加している。また、「不変」が5割近くを占めており、厳しい見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 「上昇」とする企業は見られず、「低下」とする企業が43.4%で前回調査に比べて10.4ポイント減少している。結果として「不変」が6割近くを占めている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は4.1%、「悪化」とする企業が34.2%で、「悪化」が「好転」を大幅に上回っており、厳しい状況が継続しているが、前回調査に比べると「好転」が倍増し、「悪化」は減少している。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が9.1%で前回調査に比べて2.4ポイント増加、「赤字」とする企業が46.1%で9.1ポイント減少しているが、依然として「赤字」が「黒字」を大きく上回っている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査に比べて1.2ポイント減少しているものの、83.1%とほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

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