平成13年度第3回受注登録企業動向調査

 このたび、平成13年12月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業219社、回収率74.3%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 9.2%(20社)
A金属製品関係 16.9%(37社)
B一般機械関係 16.0%(35社)
C電気機器関係 16.0%(35社)
D輸送用機器関係10.5%(23社)
E精密機器関係 11.4%(25社)
F縫製関係 10.0%(22社)
G樹脂製品関係 10.0%(22社)
1.調査結果概要
 10月〜12月における府内下請中小企業の景況は、受注量に回復の兆しがみられるものの、受注単価の低下傾向に加え、資金繰りの悪化から厳しい状況が続いている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が11.4%で前回調査と比較して2.2ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は63.5%で、前回調査と比較して9.6ポイント減り、若干回復の兆しが見られるものの、「減った」とする企業が「増えた」とする企業を大幅に上回っており、依然厳しい状況にある。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が6.4%で前回調査に比べて2.7ポイント増加し、「減少」とする企業が58.9%で5.5ポイント減少しているものの、「不変」が3割を上回っており、引き続き厳しい見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 前回調査と比べてほとんど変化はなく、「上昇」とする企業は見られず、「低下」とする企業が6割近くを占め、「不変」も4割を上回っており、依然として厳しい状況となっている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は僅か0.5%しか見られず、「悪化」とする企業が61.6%で、「悪化」が「好転」を大幅に上回っている。前回調査に比べると「悪化」が3.2ポイント増加するとともに、「不変」が4割近くを占めており、資金繰りの悪化傾向が進んでいる。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 「黒字」とする企業が5.9%で前回調査に比べて2.2ポイント増加しているものの、「赤字」とする企業が63.5%で0.7ポイント増加し、「赤字」が「黒字」を大きく上回っており、かなり厳しい採算状況となっている。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査に比べて1.3ポイント減少しているものの、86.8%とほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

報告書詳細<PDF形式(185KB)>はこちら

 

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