平成13年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成13年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業219社、回収率73.0%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 11.9%(26社)
A金属製品関係 17.8%(39社)
B一般機械関係 16.4%(36社)
C電気機器関係 15.5%(34社)
D輸送用機器関係10.0%(22社)
E精密機器関係 11.4%(25社)
F縫製関係 7.3%(16社)
G樹脂製品関係 9.6%(21社)
1.調査結果概要
 7月〜9月における府内下請中小企業の景況は、受注量の減少傾向、受注単価の低下傾向に加え、資金繰りの悪化が進んでおり、依然として厳しい状況が続いている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が9.2%で前回調査と比較して2.5ポイント増加しているものの、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は73.1%で、前回調査と比較して5.0ポイント増えており、「減った」とする企業が「増えた」とする企業を大幅に上回っている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 「増加」とする企業が3.7%で前回調査に比べて2.6ポイント減少し、「減少」とする企業が64.4%で5.7ポイント増加している。また、「不変」が3割を上回っており、厳しい見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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 前回調査(平成13年6月)に引き続き「上昇」とする企業は見られず、「低下」とする企業が59.8%で前回調査に比べて10.0ポイント増加している。また、「不変」も4割近くを占めており、受注量の減少傾向と相まって、依然として厳しい状況となっている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 「好転」とする企業は僅か0.9%しか見られず、「悪化」とする企業が58.4%で「悪化」が「好転」を大幅に上回っている。前回調査に比べると「悪化」が8.2ポイント増加するとともに、「不変」が4割以上を占めており、受注量の減少傾向、受注単価の低下傾向に加え、資金繰りの悪化傾向が進んでいる。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 採算状況では、「黒字」とする企業が3.7%で前回調査に比べて3.0ポイント減少し、「赤字」とする企業が62.8%で8.1ポイント増加し、「赤字」が「黒字」を大きく上回っており、かなり厳しい採算状況がうかがえる。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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 余力「あり」とする企業が前回調査に比べて2.0ポイント増加し、88.1%とほとんどの企業で受注余力があり、受注確保の難しさがうかがえる。

 

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