平成13年度第1回受注登録企業動向調査 |
このたび、平成13年6月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業223社、回収率74.3%) |
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1.調査結果概要 |
4月〜6月における府内下請中小企業の景況は、受注量の減少傾向、受注単価の低下傾向に加え、資金繰りの悪化が懸念され、依然として厳しい状況が続いている。 |
2.受注量について |
〔図1受注量について【全体】〕![]() |
「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が6.7%で前回調査と比較して10.5ポイント減少し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は68.1%で、前回調査と比較して13.7ポイント増えており、「減った」とする企業が「増えた」とする企業を大幅に上回っている。 |
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し |
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕![]() |
「増加」とする企業が6.3%で前回調査に比べて1.6ポイント増加しているものの、「減少」とする企業が58.7%で2.9ポイント増加しており、また、「不変」が4割近くを占め、今まで以上に厳しい見通しをしている。 |
4.受注単価について |
〔図3受注単価について【全体】〕![]() |
「上昇」とする企業は見られず、「低下」とする企業が49.8%で前回調査に比べて11.2ポイント増加しており、また、「不変」が約5割を占め、受注量の減少傾向に加え、依然として厳しい状況が続いている。 |
5.資金繰りについて |
〔図4資金繰りについて【全体】〕![]() |
「好転」とする企業は僅か1.8%しか見られず、「悪化」とする企業が50.2%で「悪化」が「好転」を大幅に上回っている。前回調査に比べると「悪化」が10.7ポイント増加するとともに、「不変」が5割近くを占めており、受注量の減少傾向、受注単価の低下傾向に加え、資金繰りの悪化が懸念される。 |
6.採算状況 |
〔図5採算状況について【全体】〕 |
「黒字」とする企業が6.7%で前回調査に比べて6.7ポイント減少し、「赤字」とする企業が54.7%で7ポイント増加し、「不変」が4割近くを占めており、依然として厳しい状況が続いている。 |
7.受注余力 |
〔図6受注余力について【全体】〕 ![]() |
余力「あり」とする企業が前回調査に比べて1.0ポイント増加し、86.1%と大半の企業で受注余力を残しており、依然として十分な受注量は確保されていないことがうかがわれる。 |