平成12年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成12年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業228社、回収率76.0%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 11.4%(26社)
A金属製品関係 17.5%(40社)
B一般機械関係 18.0%(41社)
C電気機器関係 13.6%(31社)
D輸送用機器関係10.5%(24社)
E精密機器関係 11.0%(25社)
F縫製関係 8.3%(19社)
G樹脂製品関係 9.6%(22社)
1.調査結果概要

 7月〜9月における府内下請中小企業の景況は、引き続き一定の回復傾向がみられるものの、業種間、企業間格差も見られ、力強さは感じられない。

2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

 全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が46.1%で前回調査と比較して0.2ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業も21.9%で、前回調査と比較して4.4ポイント減っており、「増えた」が「減った」を大幅に上回っている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

 全体では、「増加」とする企業が27.2%で前回調査に比べて0.8ポイント増加し、「減少」とする企業が21.1%で1.6ポイント減少しており、回復傾向にあるものの、「不変」が半数以上を占め、慎重な見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

 「上昇」とする企業は僅か0.4%しか見られず、「低下」とする企業が24.1%で「低下」が「上昇」を大幅に上回っているが、前回調査に比べると「低下」が15.4ポイント減少するとともに、「不変」が14.9ポイント増加して75.4%を占めており、横ばい傾向が強まっている。
5.資金繰りについて
〔図4資金繰りについて【全体】〕

 「不変」とする企業が7割近くを占め、前回と比べて大きな変化は見られない。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

 「黒字」とする企業は16.2%で前回調査に比べて2.9ポイント減少しているものの、「赤字」とする企業は24.1%で5.0ポイント減少し、前回に引き続き若干の改善傾向がみられる。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

 余力「あり」とする企業が前回調査に比べて2.5ポイント減っているが、67.5%と大半の企業で受注余力を残しており、受注量が回復傾向にあるものの、依然として十分な受注量は確保されていないことがうかがわれる。

 

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