平成11年度第4回受注登録企業動向調査

 このたび、平成12年3月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業214社、回収率71.3%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 10.7%(23社)
A金属製品関係 17.3%(37社)
B一般機械関係 17.3%(37社)
C電気機器関係 13.6%(29社)
D輸送用機器関係9.3%(20社)
E精密機器関係 12.6%(27社)
F縫製関係 9.8%(21社)
G樹脂製品関係 9.3%(20社)
1.調査結果概要
 1月〜3月における府内下請中小企業の景況は、順調な回復傾向がみられるものの、業種間格差がみられる。今後の受注見通しについては景気の回復傾向は感じてはいるものの、将来に対する不透明感から慎重な見通しとなっている。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 全体では、「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が46.4%で前回調査と比較して5.9ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は24.3%で逆に前回調査と比較して3.7ポイント減っており、順調な回復傾向がみられる。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

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 全体では、「増加」とする企業が26.2%で前回調査に比べて5.6ポイント増加し、「減少」とする企業が28.0%で0.9ポイント増加しており、回復傾向にあるものの、将来に対する不透明感から慎重な見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

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  全体では、「上昇」とする企業は0.9%しかみられず、「低下」とする企業が44.9%で半数近くを占めているが、前回調査に比べると2.3ポイント減少しており、受注単価の低下傾向に若干の改善の兆しが見られる。
5.資金繰り及び採算状況
〔図4資金繰りについて【全体】〕

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 全体では、「好転」とする企業5.1%(11社)、「悪化」とする企業が23.4%で前回調査に比べて10.1ポイント減少しており、好転の傾向が見られるものの、不変とする企業が7割以上を占めており、依然厳しい状況がうかがわれる。
6.採算状況
〔図5採算状況について【全体】〕

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 全体では、「黒字」とする企業は13.1%で前回調査に比べて小幅ながら0.7ポイント増加しており、「赤字」とする企業は31.8%で5.8ポイント減少し、若干の改善傾向がみられる。
7.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

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  全体では、余力「あり」とする企業が77.6%と大半の企業で受注余力を残しており、前回調査に比べて3.7ポイント増えている。受注量が回復傾向にあるものの、量的には十分確保されていないことがうかがわれる。

 

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