平成11年度第2回受注登録企業動向調査

 このたび、平成11年9月末を調査時点に、府内受注登録企業300社を対象にアンケート方式で実施した動向調査の概要を紹介します。(回答企業215社、回収率71.7%)
回答企業の概要(業種別)

@鉄鋼・非鉄関係 7.9%(17社)
A金属製品関係 18.1%(39社)
B一般機械関係 17.6%(38社)
C電気機器関係 15.3%(33社)
D輸送用機器関係9.7%(21社)
E精密機器関係 12.0%(26社)
F縫製関係 8.3%(18社)
G樹脂製品関係 10.6%(23社)
1.調査結果概要
 回復傾向がみられるものの、業種間、企業間のばらつきが大きく、競争が激しくなる中で、営業力による格差が拡大しているものと予想される。
2.受注量について
〔図1受注量について【全体】〕

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 「増えた」(増加又はやや増加)とする企業が35.4%で前回調査と比較して8.1ポイント増加し、「減った」(減少又はやや減少)とする企業は32.6%で前回調査と比較して8.6ポイント減っており、回復傾向が顕著になってきている。
3.今後(3ヶ月先)の受注見通し
〔図2受注量の見通しについて【全体】〕

Graph_2.gif (2048 バイト)
  「増加」とする企業が18.6%で前回調査に比べて1.8ポイント減少し、「減少」とする企業が32.6%で3.9ポイントと増加しており、景気の底入れ感は感じてはいるものの、将来に対する不透明感から慎重な見通しとなっている。
4.受注単価について
〔図3受注単価について【全体】〕

Graph_3.gif (1900 バイト)
 「上昇」とする企業はまったくみられず、「低下」とする企業が44.7%で前回調査に比べて5.8ポイント減少し、半数を割ってはいるものの、依然として厳しい状況が続いている。
5.資金繰り及び採算状況
〔図4資金繰りについて【全体】〕

Graph_4.gif (1887 バイト)


〔図5採算状況について【全体】〕

Graph_5.gif (1940 バイト)
 受注量等で下げ止まり傾向がみられたものの、単価の厳しさから採算状況の好転には至っておらず、採算を度外視した仕事も受けざるを得ない様子がうかがわれる。
6.受注余力
〔図6受注余力について【全体】〕

Graph_6.gif (1932 バイト)
  余力「あり」とする企業が前回調査に比べて2.3ポイント増えており、受注は増加傾向にあるものの、量的には十分確保されておらず、84.2%と大半の企業で受注余力を残している。

 

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