ISO9000とISO14000
●ISOについてはISO9000と言ったり、ISO9001、ISO9000Sなどいろいろ聞きますが、どう違うのですか? ISO14000でも同様ですか? 出来るだけわかり易く説明して下さい。 ●ISO9000とISO14000では、どちらを先に取得した方がよいのでしょうか?




1.“ISO9000シリーズ”は『品質マネジメントシステムに関わる国際規格』で、1987年に初版が発行され、5年に一度見直すことになっています。
  シリーズと呼ばれるのは、一つの規格でできているのでなく、ファミリーと呼ばれる幾つかの規格で構成されているからです。
  1994年版では、ISO9000シリーズ規格(26規格あり)のうち、審査登録する際の要求規格としてISO9001,9002,9003という3つの規格があり、それぞれの組織が自らの活動の範囲に適したものを選択して受審していました。
  2000年版では、これら3つの規格が「ISO9001」一本にまとめられました。その他の規格も「品質マネジメントシステム ― 基本及び用語」のISO9000、「品質マネジメントシステム ― パフォーマンス改善の指針」のISO9004など4規格に統合され、計5規格にまとめられています。従ってISO9000というと、個別規格を指す場合(9000の場合と9001の場合あり)と、シリーズ全体を呼んでいる場合があるので注意が必要です!《 ISO14000も同様! 》
  シリーズを略してSで表現すると、ISO9000Sとか、ISO14000Sという表記になります。

2.同様に“ISO14000シリーズ”は地球環境問題の世界的高まりを受け、『環境マネジメントシステムに関わる国際規格』として1996年に発行され、以下の(1)〜(3)で構成されています。
  (1)評価・監査ツール:環境監査の指針(14010,14011,14012)など
  (2)環境マネジメントシステム(EMS):環境マネジメントシステム仕様及び利用の手引き(14001)、環境マネジメントシステム―原則、システム及び支援技法の一般指針(14004)
  (3)製品支援ツール:ライフサイクルアセスメント(14040〜14043)、環境ラベル(14020〜14024)
  これらのうち、審査登録するための要求規格はISO14001だけです。
  
3.ISO9000とISO14000で、どちらを先に取得した方がよいのかという問題は、特に決められたものはなく、基本的には受審企業のニーズや考え方によって決めていけばよいことです。
  製造業で、全く同じ条件であれば、9000(正確にはISO9001のこと)を先にして品質保証体制や規格体系の見直しなどを優先させた方が取組みやすいでしょう!
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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