ISO9000Sの2000年版への移行
●ISO9001には、1994年版と2000年版があるということですが、どう違うのですか?
●1998年にISO9001(1994年版)を取得しましたが、2000年版への移行について注意すべきことは何でしょうか?




1.ISO9001規格は、5年に一度見直しを行い、より良い内容に改訂していくことになっていて、1994年版を改訂したのが2000年版です。
  従って、基本となる要求事項はほとんど変わりませんが、その後の周囲状況の変化等を踏まえ、見直しされ、いくつかの条項で追加や削除、変更がされました。
  主要ポイントは次の通りです。
 1)規格そのものを見直し、主眼が、「品質保証」→「品質マネジメントシステムの要求事項」へ移り、品質保証だけでなく、システムについても重視するようになった。
  即ち、1994年版では、「不良品を出さないようにして顧客満足を得る」、「継続的に維持する」という“予防”中心の色彩が強く、一方“改善”に対しては要請があまりないような感を与えていましたが、2000年版では、「事前に顧客情報をキャッチして、それを分析することにより、自発的に改善を目指す」というように積極的姿勢に変更されています。
 2)1994年版では、ISO9001、9002、9003という3つの規格があり、それぞれの組織が自らの活動範囲に適したものを選択していました。2000年版では、これら3つの規格がISO9001:2000という1つの規格に統合された為、組織は本項に従って該当しない要求事項を除外することができるようになり、あらゆる種類の組織に適用が可能になりました。ただし、除外できる要求事項は7章に限られており、除外しても顧客要求事項および適用される規制要求事項を満たした製品を提供するという組織の能力または責任に影響がない場合に限定されます。
 3)ISO9000のファミリー規格も1994年版では26あったが、5規格にまとめられるなど、色んな部分で変更が見られる。例えば、用語の定義では、登録される主体を「供給者」⇒「組織」に、「下請契約者」⇒「供給者」に変更されるなどがある。

2.1994年版の登録証は2003年12月15日には無効となります。
  ISO9001:2000(改定正式版)発行後3年以内に切り替えしなければ無効となるとされており、1994年版で認証取得し、そのままとなっている企業は、移行に要する追加的審査工数等も必要であり、早急に登録機関と打合せして下さい!
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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