ISO取得のメリットは?
●板金業を営んでいますが、大手取引先からISO9000の取得を打診されました。  費用も相当かかるように聞いていますが、どうすべきでしょうか?
●ISOという言葉を最近よく耳にします。昔からISO規格というのはあったようにと思いますが、あれとは別ものですか? そもそも、ISOとは何者ですか?
●ISO9000やISO14000を取得するメリットとデメリットについて教えて下さい。




1.“ISO”とは、正式名称を“国際標準化機構(International Organization for Standardization)”といい、各国の代表的標準化機関からなる国際標準化機関で、電気及び電子技術分野を除く全産業分野(鉱工業、農業、医薬品等)に関する国際規格の作成を行っています。 通常は、“アイエスオー”または“イソ”と呼ばれています。
  1947年に15ヶ国が参加してロンドンで設立され、その目的は「サービスの国際的な交換を容易にし、知識・科学・技術・経済に関する活動において、国際的な交流を助長するため、国際的な規模の標準化とこれに関する様々な活動を発展・促進すること」とされており、今までに、1万件以上の国際規格を発行しています。
  古くは、“イソねじ”などで知られていましたが、1987年に「品質マネジメントシステムに関わる国際規格」として“ISO9000シリーズ”が発行され、また1996年に「環境マネジメントシステムに関わる国際規格」として“ISO14000シリーズ”が発行され、企業のみならず社会全般にも、より密接なものとなってきています。
2.中小企業がISOを取得するメリット
  @同業他社との差別化と“企業のイメージアップ”
  A融資の際の企業評価項目や、損保の保険料率などで優遇する金融機関もある。
  B地方公共団体では、優遇制度があったり、入札時の入札参加条件となる所がある。
  CISO14001を取得している企業では、環境に配慮した部品や材料を優先して購入する「グリーン購入」を導入する所が多く、仕入先にも取得を求めてくることがある。
  D社内的には、ムダの排除によるコストダウン、社員教育などによる社員のレベルアップやモラールアップが期待できる。
3.中小企業がISOを取得する際のデメリット
  @認証取得の為、およびそれを維持していく為に費用が掛かる。
   組織の規模、支援依頼内容、依頼するコンサルタント等によっても異なるが、中小企業の場合のコンサルタント費用として200〜500万円ぐらい、審査費用として100〜200万円ぐらい、社内の文書作成やファイル整備等で50〜150万円ぐらい(人件費を除く)が目安と思われる。
  A事務局員や内部監査要員など人員のやりくりが必要になる。(専任でなくとも可)
  B品質マニュアルの遵守や内部監査等で、業務が煩雑になると感じるケースがある。
  〔→システムを複雑にしない、やるべき事で出来ていなかった事をやるのは別との認識が必要。〕
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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