クリーンルームを必要とする製品への対応
 自動機械のメーカーですが、最近得意先からクリーンルームで使用する設備なので、設備製作段階からクリーンルームで作ってもらわねばとの要求が強まってきています。
 クリーンルームについての知識があまりないので、どうしたものか迷っています。




 先ず、クリーンルームについての勉強と背景となる自社の事業見通しの関連を確認することから始めて下さい。

 “クリーンルーム”とひとくちに言っても大変厳しいものから簡易的なものまで様々なものがあります。先ずクリーンルームの定義を見てみると、よく使われる米国連邦規格によれば「ある室における空気中の塵埃、微粒子、その室の圧力、温度、湿度、さらに気流分布とその形状と速さ等を一定の範囲に制御するために、積極的な措置を取っている室で、特にその目的のために作られた室」とされています。
 ここで、"塵埃"というのは通常0.5μmの大きさを基準としており、一般的な空調設備で使われているフィルターでは取り除くことが出来ないのでHEPAフィルターと呼ばれる超高性能フィルターを使って、ゴミや微粒子が殆どない清浄な空気が作られます。
 そして、1ft3当たりの0.5μm以上の粒子の最大許容粒子数によって決められ、クラス100(粒子数が100個以下)、クラス1000、クラス10,000などと呼ばれます。
 …(参考1)JISやISO/TC209では、1m3中の最大許容粒子数を10のべき乗で示した時のべき指数でクリーンクラスを表わしている。
 …(参考2)清浄方式の概要
       @非層流方式:HEPAフィルターで清浄化された空気を通常の空調方式のように天井から吹出し、床または床近くの壁から吸込む方式。
       A層流方式:室全体に気流を均一速度で、作業域に直接清浄な空気を送り込む方式。
       Bクリーントンネル方式:ユニットあるいはクリーンベンチ等を連続して組合せ、製造装置のラインに合せたトンネル型の方式。取扱風量が少なく、装置全体が比較的小さいので安くつくが、設備形状や人流・物流への制約などデメリットもある。
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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