新製品開発の取組み方
 取引先数社の下請をしている樹脂成型メーカー(従業員10数名)ですが、取引先の海外展開等で受注が低迷し、かつ単価引下げも激しく、利益が出ない状態が続いています。
 このままでは将来展望も開けないので、これまでの経験を活かし、自社製品の開発に挑戦したいと考えていますが、これというほどの技術や人材も持ち合わせていません。
 今なら多少の資金も何とかなりそうですが、このままではジリ貧は明らかと思われます。
 どのように取組むべきでしょうか?




 中小企業で新製品開発を始めようとすると、不足するものだらけで何から手を付けてよいのか判らぬくらい、厳しい場合が多いと思われます。
 最初から高度なものを狙わず、小額の資金でも取組み可能な身近な所から着実に取組み、根気よく開発努力を続けていくというやり方が適していると考えます。
 世の中にない独創的で素晴らしいものが作れればそれに越したことがないのですが、先ずは身近な所に目を向け、得意先や市場で困っているものや必要とされるものは何か、それらの中に自社の技術を活かせそうな物はないか探すことから始めましょう!
 現在市場に出ているものの欠点を取り除いた改良品などが取組み易いと思われます。

下記の留意点を参考に、取組んで下さい。
1.市場・客先ニーズから出発し、その製品の市場性、将来性、利益度等を見極めて実行する。
2.自社の得意分野に絞り、自社の強みを活かした製品開発をする。
  …すべて自社でやろうとせず、自社技術の及ばぬ領域はアウトソーシングや公的機関の支援など外部の力の積極的活用も大切です。
3.新製品開発は特定の部署や人だけに任せきりにするのでなく、“新製品を開発する”という会社の取組み方針をはっきり社内に発表し、我が社の新製品の定義も明確にして衆知を集めた取組みに持っていきましょう!(企画・製品設計、品質保証、マーケティングなど各部門の連携活動がうまく機能することが成功の要因となります。)
4.開発は短打主義で足元から!(失敗しても致命傷に至らない手堅いテーマを選ぶ。小粒でも成功体験は貴重!)
5.環境保全、省エネ、製造物責任(PL法)対応、知的財産権に配慮した設計をする。
6.関連技術・特許等の最新技術情報の収集は、電子ネットワークや公的機関を活用する。
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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