レイアウト変更の要点
 多品種少量の自動機器メーカーですが、生産品種が変わってきたり、新しい設備の導入や増産対応などがあって、工場内の流れが悪くなってきたように感じています。
 そこでレイアウト変更をしようと考えていますが、どのように進めるべきでしょうか?




 レイアウトのやり方は、基本的には次の2つの型に大別されます。
 @製法別(機能別)配置:加工方法別に同種の機械設備を一ヶ所に集める方式
 A品種別配置:製品の工程順に機械設備や作業台が配置される方式で、広義の流れ作業方式

 御社の生産形態からすると、当然@に属する形態をとられていると推察されますが、製法別であっても、Aの流れ重視の利点を指向していかねばなりません。
 
1.先ずは可能な限り、工場全体との関係(全体レイアウト)をよくチェックする。
  ・・・・工場全体の物流、人流、情報流をチェックして細部レイアウトを検討する。
2.次に、工程分析表(製品別に加工工程順に流れを記載したもの)を用意する。
  もし無ければ、生産量(or金額)ウエイトの高いものから順に作成する。
  そして同一もしくは類似工程順のものをグループ分けする。
3.現状レイアウト図(機械配置平面図)にビッグ3〜5の製品群の品物がどのように流れているかを工程分析表の順に色分けして図示する。…この図表を“流れ線図”という。
  流れ線図を見て、線が行きつ戻りつしていることが多かったり、複雑に入り込んでいるとレイアウトとして問題が多いと言える。
4.通常、百分の一ぐらいの平面図に、柱、通路、固定された設備、トイレ、階段、搬送出入口等前提になる動かせないものを記入しておく。別に同じ縮尺で機械や作業台の平面図の型紙を作り、図面上に並べてみて、現状流れ線図と比べたり、種々検討するとアイデアも湧いてくる。
5.生産規模がかなり大きく、各工程に複数台の設備があれば、工程系列別のレイアウトも検討すべきです。多品種少量生産であっても、マイナーな流れ・例外的処理に惑わされず、工程系列を出来るだけグルーピングし、大きい流れを作っていくことが大切です。
  また、変革の激しい時代であり、現時点の最適化を追及しすぎると失敗することもあり、安全対策や環境への対応は当然の前提とした上で、将来展望を踏まえた形態を意識し、柔軟性あるレイアウトを心掛けて下さい。
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

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