TPMについて
 創業35年、従業員30人で金属部品加工業を営んでいます。
 時々設備トラブルで得意先に迷惑を掛けたり、自社でもその損失の大きさから何とかしたいと思っていましたが、得意先からもTPMの導入を進められ、いよいよ本気で取組んでみようかと考えています。
 少しは判っているつもりですが、正確にTPMとはどういうものか、導入に当たって注意すべきことは何か教えて下さい。




1. 「TPM」とは、トータル・プロダクティブ・メンテナンス(TotalProductiveMaintenance)の頭文字をとったもので、“全員参加の生産保全”のことで、日本で生まれた管理手法です。
  ここで、生産保全とは、『生産性を高めるための設備保全』を意味しています。
  戦後、我が国にアメリカより予防保全(設備が故障しないうちに修理する保全)が導入されて、一定の成果が得られましたが、それは『わたし作る人、あなた直す人』と言われる設備の運転(操作)と保全の分業体制ももたらしました。 しかし、生産システムの効率化を極限にまで追求していこうとすると、この体制では無理があり、仕事中心に考えて見直そうとなりました。
  すなわち、運転部門で担当した方が有利な保全業務は運転部門で担当するというやり方です。
 オペレーターへの設備保全教育を通じて、オペレーターによる自主保全を特徴とするTPMが確立されていきました。

2.TPMの本質は、手法というよりも、「生産システムの効率化の極限追求が出来る企業体質を構築する」という思想性にあり、その特徴を列挙すると次の通りです。
@ゼロ志向/徹底追求
 ・ロスの存在を認めない。あってはならないものは徹底して否定し、排除する。
 ・理屈で考えて怪しいものはすべて取り上げ、対処する。
 ・あきらめない、妥協しない。
A未然防止
 ・最初から、トラブルを出さない仕組みを考える。
 ・潜在欠陥の顕在化。
B全員参加
 ・部門、階層の役割・機能の理解と実践。
 ・関係のない部門、関係のない人は存在しない。
回答者:(財)京都産業21 経営支援相談員 江川 宗治

ご感想をお寄せ下さい。今後の参考とさせて頂きます。
 大いに参考になった  参考になった  情報が足りない  わかりにくい


HOME | 相談事例集TOP
創業 | 経営革新 | 資金調達 | 税務・会計 | 雇用・人材 | 経営 | マーケティング・営業
店舗・運営管理 | 法律 | 知的所有権 | IT | 生産管理 | 技術開発 | ISO/環境管理
 
Copyright (C) 2001-2003,Kyoto Indutrial Support Organization 21 All Rights Reserved.