IT化に対応するための人材育成
 今まで、パソコンやインターネットの利用は数名の社員が自分の仕事の範囲で利用していまいた。今回、全社的にIT化を図る計画ですが、半分以上の社員がパソコンを自由に使いこなせません。このような場合、どのような手順で育成していけばいいでしょうか。


    教育計画とリーダーの育成が重要です

 パソコンやインターネットの利用/活用能力のことを「情報リテラシ」と呼びます。一般に、情報リテラシ向上のためには、まず現状のリテラシ調査が必要です。つまり、パソコンの基本操作ができる、ワード/エクセルの基本操作ができる、エクセルの関数が使えるなどについて調査します。そして、考えているIT化に必要な情報リテラシを想定します。
 販売管理や生産管理などの情報システムを導入し、社員はそれを利用するだけであれば、それほど高い情報リテラシは必要ないでしょう。しかし、売上などのデータをエクセルなどで、表やグラフに加工し分析する必要があれば少し高い情報リテラシが必要となります。
 また、情報リテラシ向上を行う場合、全社員同時に行うよりも、各部署で一人情報化推進リーダーを選定しその人材を、まずは教育する方がいいでしょう。教育方法は社内に講師がいない場合は、外部の研修などに参加します。そして、情報化リーダーが育成できればリーダーが中心となって社内研修を行います。この時のポイントは、講師は同じ人がするのでなく、研修を受けて能力が向上した社員を順番に講師にしていくことが必要です。
 つまり、情報化推進リーダーが次のリーダーをつくり、そのリーダーがまた次のリーダーを作っていくのです。
 また、情報リテラシ向上計画を考える場合、パソコンやインターネットの操作など技術的なことだけでなく、意識向上策も考える必要があります。例えば、最近ではインターネットを通じてウィルスが侵入する例が多くあります。通常、ワクチンソフトを常駐させていれば防げますが、これも定義ファイルというウィルス管理用のソフトウェアを常に更新しなければいけません。もし、社員の中の一人でもそれを怠れば、社内ネットワークを通じてウィルスが広まる可能性があります。情報リテラシ向上は技術だけでなく意識向上も重要なのです。
回答者:ITコーディネータ、中小企業診断士 坂田 岳史

ご感想をお寄せ下さい。今後の参考とさせて頂きます。
 大いに参考になった  参考になった  情報が足りない  わかりにくい


HOME | 相談事例集TOP
創業 | 経営革新 | 資金調達 | 税務・会計 | 雇用・人材 | 経営 | マーケティング・営業
店舗・運営管理 | 法律 | 知的所有権 | IT | 生産管理 | 技術開発 | ISO/環境管理
 
Copyright (C) 2001-2003,Kyoto Indutrial Support Organization 21 All Rights Reserved.